失敗体験も含めて「モデル」になる

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　仕事のプロのためのコーチング技術 MINI　2013/07/24
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　生きる『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘（Yoshi：よし）です。

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　生きる『原点』を一緒に創るコーチの若狭　喜弘（Yoshi：よし）です。

　今回は、「モデルになる」というお話をします。

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　コーチは、クライアントのモデルです。
　そうでないとクライアントは、コーチに話をしようと思いません。

　　　　「今の自分が持っている課題を解決する方法を知っている」

　と思えるときのみに、話をしようとします。

　　　　「課題を解決する方法を知っている」

　ということは、過去にコーチがその課題を通ってきた場合です。
　必ずしもまったく同じではなくても、

　　　　「私の課題解決の方法に、コーチの過去の経験が役に立つ」

　と思えたときです。

　『モデル』とは、そう言う意味です。

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　あなたは、「仕事のプロ」としてコーチングをしていらっしゃいます。
　（コーチングのプロ、専業という意味ではありません）

　あなたは、モデルになっているでしょうか？

　あなたは、モデルになる部分を見せているでしょうか？

　人というものは、格好いい、最終的な成果、現在の姿に目が奪われます。
　どうしても、輝いて見えますから。

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　クライアントのタイプにも、２種類ありますね。

　　　　●コーチの最終的な現状・成果に注目し、その状態をモデルにする人
　　　　●コーチの最終的な現状・成果に注目するが、課題の乗り越え方を
　　　　　モデルにする人

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※補足
　本来、コーチはコーチングの専門家であるので、クライアントの課題の領
域のことを全く知らなくてもできます。
　「人としてベースは同じ」ですから。
　それがわかっているクライアントは、

　　　　●クライアント一人でも成果を手に入れる力を持っているが、それ
　　　　　よりも早く、それよりも成果が大きく、それよりも自分自身の本
　　　　　質に基づいた成果を手にいれるために、自分自身を自由にしてく
　　　　　れ、自ら考え、自らやってみて、自ら結果を手に入れさせてくれ
　　　　　る人

　をコーチとして選びます。

　「課題の乗り越え方」という意味では、やはりモデルとなる人を選んでい
ると言えます。
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　話を戻して。

　どちらのタイプであっても、クライアントの役に立つのであれば、コーチ
としてモデルになりましょう。

　今回は、後者を話の対象とします。
　「最終的な現状・成果」だけであれば、それがない人はどうしようもあり
ません。

　でも、「乗り越え方」です。

　「成功談」だけでなくていいのです。
　むしろ、「成功談」はあまり役に立ちません。
　人が違う、対象が違う、状況が違う訳ですから。

　「失敗談」の方が役に立つのです。

　で、『モデル』なんです。

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　「格好良い成果を出したモデル」として振る舞おうとしたら、とても苦し
いと思いませんか？

　「成功するまではモデルになれない」と思うし、
　「成功に見えるかもしれないけれど、ボロもいっぱいで」と実情を知って
いるがゆえに「成功」と言いきれなかったりします。

　でも、「失敗談OK」だとしたら、少々恥ずかしい思いを持つかもしれませ
んが、クライアントのためと思うと、

　　　肩の力が抜けて、
　　　ネタが次々出てくる

　のじゃないでしょうか？

　『モデル』はね。それでいいんです。

　それをどのように役立てるかは、クライアントの裁量にお任せしましょう。
　もちろん、言いっ放しではなくて、

　　　「どのように役立てるか」

　これを必ず尋ねてください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）

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