チームワークはどこにある? その2
公開日:
:
最終更新日:2014/09/06
et cetera
Core infinity 通信に
「Vol. 74 [チームワークはどこにある?] 」
を書きました。
( http://views.core-infinity.jp/2014/09/team-work/ )
「仕事のプロのためのコーチング技術」にも大切なことですので、
何回かに分けて掲載していきます。
--------------------
言葉遊びのようですが、
現在、そのチームにチームワークがあるかどうかは関係ありません。
「チームワークがない」という「チームワーク」を発揮しても仕方ありませんから。
あなたが、「チームワークを発揮する」ことを考えましょう。
「チームワークを発揮」するとしたら、こんなことをしているのではないでしょうか。
●チームとしての会話に参加する。
●「できること」「できないこと」を話す。
・・・「やりたくないこと」「面倒だなと思うこと」ではない。
●プロジェクトが動いているときは、「開いた穴を埋める」
・・・「穴を開けよう」と思っていなくても、スタートして状況が
進展すると、「穴が開いてくる」ことがあるのです。
むしろ、そういうときの「穴を埋める」ことが重要です。
●「任せる」ことと「放置」「責任転嫁」を区別する。
・・・任せたからには、あなたにも責任があります。
成功したら、あの人の手柄、失敗したら、あなたの責任です。
これは、部下でも、上司でも、立場によらず同じです。
●自分ができることやるのではなく、任せた人ができないことをする。
●「ヘルプ」と言われたら、即座に話を聴くよう向き合う。
●さらに、その次の一手のために動く。
--------------------
「自分ができることするのではなく、任せた人ができないことをする。」
について、もう少し追加します。
(これが本題だった!!)
例えば、子供に家事のお手伝いを頼むとします。
親として、「自分ができること」をやったら、子供はやることがありません。
家事のお手伝いの時に、食材を触った手をペロッとなめてしまう癖がある子どもに対して、
鶏肉を包丁で切ることを任せたら、鶏肉を触った手をペロッとなめてしまうかもしれません。
また、
職場で、新入社員に電話番を依頼して、
自分ですべての電話を受け、すべての対処をしていては、新入社員はやることがありません。
同じく職場で、クレーム対応のトレーニングをしていない新入社員がクレーム電話を受けたとき、
「成長を促す」「経験させる」という教育的な戦略性をもって決められたことではないのに、
「関わりたくない」「自分のほかの仕事があるから」と、対応が終わるまで放置するのでは、トラブルが拡大します。
関連記事
-
「平等に」扱い、本当の成果を得させるコーチ
「あなたは勉強が足りない」 ((一語一会)作家・大野更紗さん 大学院の指導教授、稲葉振一郎さんから
-
「私のヤル気を上げる言葉」を口に出してみる
京都チャプター7月例会「部下のヤル気を上げるコーチング」の講師をしてきました。 公式の報告
-
Web記事『職業ではなく、生き方の選択をする覚悟はあるか』
Choices / skynoir[/caption] 普段とは少し毛色の違ったお話を・・・
-
クライアントに成果を出させる「コーチの心得」を学ぶ
Helsinki Metro service rail / villes[/caption]
-
「主体性」についてあれや、これや
日本コーチ協会 京都チャプター 7周年記念セミナー 日 時:11月27日(日) 10:00~
-
本日(5/8)、「スタンフォード白熱教室」放送
本日(5/8)に、NHK教育放送にて、 『スタンフォード白熱教室 (NHK教育放送)
-
相手がその気にならないと、何も変わらない。だから、自分の姿だけは見せておく。
コーチングをして意味がある人、ない人の話です。 もちろん、 「あの人は、こうしたらいいのに」と変
-
やるべきことをすべてやりきった?
> ■やるべきことをすべてやりきったの? ((一語一会)元プロテニス選手・スポーツコメンテーターの
PREV :
チームワークはどこにある? その1
NEXT :
チームワークはどこにある? その3