僕には「ストレス」は少ないけれど「課題」はいっぱいある。
公開日:
:
et cetera
9/25 組織活性化コーチング「コーチングでストレスマネジメント1入門編」
http://jca-kyoto.jp/?p=2047
の主催スタッフとして、「ストレス」について考えるのだが、
考えれば考えるほどわからなくなってきた。
この記事では、
私個人の考える「ストレス」について書く。
(上記京都チャプターとしての統一見解とは異なることをご了承ください)
もちろん、Web上に書いている方もいらっしゃるかもしれないが、
調べた範囲ではハンスセリエの学説に準拠したものばかり。
だから、以下に記すことは、ほかの誰も言っていないし、
専門家ほど嫌悪感を持たれるかもしれない。
その点注意して読んでほしい。
ハンスセリエは、最初は「有害要因」
との言葉を使っていたそうだ。
(英語ではどのような表現か、わからず。
ほかの人は、あまり関心がないのかなあ)
~~~~~~~
ストレスとは?
------
「ストレス」とは、
肉体的、精神的に与えられる
空気や他人など身体の外部や
心の声などの内側からの
圧力や刺激
------
と考えれば、ニュートラルな表現。
そして、
------
「ストレス」が問題になるのは、
ストレスを受ける人の許容量や解決能力を超え、
ストレスが激しすぎたり頻度が高すぎ、
健全な状態から大きくずれていて
解決可能性を感じられる「課題」をテーマ設定できない時
または、ダブルバインドの状況の中で
どちらも捨てることができずに
「目標」を設定できない時
------
と考えようか。
とすると、
例えば肉親やペットなどと死別した
「喪失感」や
例えば、誰かにつかまり閉じ込められて、脱出することも、環境を変えることも、身体の状態を変えることもできない
「無力感」
は、「ストレス下の状態」といえる。
一方でよく話題に乗る「仕事のストレス」は、
ストレスじゃない。
個人も組織も、
解決可能性を放棄しているのが問題。
~~~~~~~
「喪失感」は、本人は当然のこと、周りが何かできるものではない。
一番解決してくれるのは時間、
または、偶然の何かとの出会いかもしれない。
「無力感」は、適切な目標と選択肢を設定することで抜け出せる可能性がある。
ストレスかの症状は様々あるが、
ほかにあったとしても解決可能性が
「無力感」と同じと考えられる場合はコーチングが有用。
なお、「適切な目標」と「適切な選択肢」は、
コーチが与えるのではなく、
クライアント自らの中から出てくるものでないといけない。
「無力感」を感じている人に、
「僕は希望を持てない人間なんだ」
「僕は何を求めているかわからない人間なんだ」
「僕は、自分でできる方法さえ考えられない人間なんだ」
って「無力感」を感じさせてはいけないからね。
~~~~~~~
ここまで考えたら、
「ストレスへの対処法」は、
世間に出回っているもので何とかなるのがわかる。
どちらにしても
「ストレス」
「悩み」
「課題」
をごっちゃにしてはダメだ。
僕には、「ストレス」は少ないけれど、「課題」はいっぱいある。
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