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ロボット教室の先生は・・・

公開日: : 最終更新日:2016/09/05 「お宝」発掘 MINI(旧), 子供達の学ぶ心

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 「お宝」社員 MINI 2010/08/20
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 「自分らしく100%表現」の 若狭 喜弘「Yoshi(よし)」です。
 小学生対象のロボット教室の先生をしてきました。
 詳しい話は、追々触れていきます。
 今回先生をやって感じたことは、
   『先生の仕事は、教えることじゃないな』
 でした。
 もともと教えるつもりもありませんでしたが、
   『そもそも、教えるって何?』
 と思いました。
   ・興味を持って来ている。
   ・月謝、材料費を払って来ている。
 こんな子達に教えることは何もありません。
 よく考えられた教材と教科書があれば、「ストップ」と言わないと、子
どもたちはいつまででも教科書に沿ってやり続けます。
 先生のやることは、教えることではありません。
 もちろん、「遊んで終わり」という訳にもいかないので、教科書には、
「動きの説明」や「動きの予想」、「うまくいかないときの解決法」を考
えさせる問題が書かれています。
 だから、多くの問題に『正解』はあります。
   では、先生の仕事は、「正解」を伝えることでしょうか?
 違いますね。
 子どもたちにとって、「何を質問しているかわからない」質問がありま
す。
 その「質問の意図」と「注目して欲しい点」をさりげなく、求められた
ときだけ伝えるのが仕事のひとつです。
 でもね、もっと別のことが大事だと感じています。
 子どもたちは、『正解』に執着しています。
 もちろん、『正解』を求めることは大切です。
 でも、せっかく、教科や点数に関係のないところに来ているんです。
   『自分の頭で仮説を立てること』
   『自分自身で検証すること』
   『どうしたら良いか考えること』
 にチャレンジして欲しいな、と思います。
 せっかくレゴのようなロボットなのに、プラモデルにしてしまったら、
あまりにもったいない。
 で、上の3点を続けたらどうなるか?
   『教科書で書かれていることの意味を深くわかる』
   『自分自身でロボットが作れる』
 このとき、大事なのは何かわかりますか?
   『目の前の条件を取り払って考えてみること』
   『目の前の条件を受け入れること』
   『考えること → やってみること を繰り返すこと』
 ですね。先生は、
   『自由な発想でOKと、メッセージを出すこと』
   『最悪の危険のみを防ぎ、あとは見守ること』
   『子どもたちと依存関係にならないこと』
   『信頼関係を築くこと』
   『「ストップ」はしっかり言うこと』
 先生がやることはいっぱいありますが、先生がやることは何もありません。
 少なくとも、「教えること」は何もありません。
 心と身体の安全を守って、邪魔をしないことです。
 さて、なぜこの記事を『「お宝」社員』で書いたのでしょうか?
 ポイントはいくつもありますが、
 職場でも同じことが起こっていますね。
 またこれからも、触れていきます。
                  若狭 喜弘(Yoshi)
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Comment

  1. SECRET: 0
    PASS:
    正解に執着する
    よく分かります。
    正解を人間関係に求めだすと問題が発生しますね。
    頭が良くて能力が高い人ほど陥りがちな問題ですね。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >ダメ親父の帝王学・小坂達也さん
    コメントありがとうございます。
    そうですね。
    > 正解を人間関係に求めだすと問題が発生しますね。
    そのとおりですね。
    近い言葉に「落としどころ」があります。
    落としどころの先にある、
      『創造したもの』
    を先生、生徒ともにお互いの協力で作っていきたいと思います。

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    http://core-infinity.sakura.ne.jp/?page_id=516

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