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4つの質問:「カレンダーを送るのをやめたい」という人に対して

公開日: : プロが使うコーチングMINI

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 仕事のプロのためのコーチング技術 MINI 2011/05/13
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 『新しい酒は、新しい皮袋に』
 あなたの次の成長のための「セカンド・コーチ」若狭 喜弘「Yoshi(よし)」
です。
 ある異業種の集まりに参加した際、お隣の方のお話を伺っていて、私(Yoshi
:よし)の過去の体験を思い出しました。
 私の体験を記します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 5,6年位前、琵琶湖博物館に通っていたとき、もしくは辞めてし
ばらくしたときの話です。
 その頃、デジタル1眼レフカメラを買って、嬉しくていろいろ撮影
していました。
 今でも必ずカメラを持ち歩いていますが、
 当時は、そのデジタル1眼レフカメラと広角が撮れるコンパクトデ
ジカメを常に持ち歩いていました。
 その写真好きが高じて、撮った写真をあしらった、自分用の月めく
りカレンダーを作りました。
 撮影対象は、自然や田園の風景でした。
 それで、コーチングを学び始めた頃とも重なっているのかな?
 コーチングへの勧誘ではないけれど、忘れないでいてもらうため、
「これは」という人に自作カレンダーを送付していました。
 4年間くらい作り続けたように記憶しています。
 その後、季節ごとの季節の写真を撮り歩くことをしなくなり、
 写真の腕が向上する気配がなくいつも反省ばかりで、
 カレンダーを作る手間が結構かかり、
 カレンダーは頂き物や買ったものが使い勝手がよく、
 カレンダーを「注文もしていない人」に送る心の痛みに耐えかねて、
やめました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 最後は、
 「やめたほうがいいな」「やめよう」
 と思う反面、
 「もしかしたら喜んでいてくださっているかもしれない」「勝手に送りつ
けて、自己都合でにやめるのは、あまりに勝手じゃないか」
 という逡巡がありました。
 最近のメルマガを送りつけられている状況などから、人からいただく立場
になって考えると、
   ・送ってきても構わない。
    (受取ることで、送る人のモチベーションが上がるのであれば、受
     取ってあげよう)
   ・でも、使わない。使えない
   ・希望した時だけ欲しい。
   ・「勝手に送ってくる」のは困るけれど、「勝手にやめる」のは困ら
    ない。
    (ファンとして追っかけをしているのであれば、「あれ?」と気づ
     くし、残念がるけれど、普通は気づくことさえない)
 というのがわかります。
 でも、
    『 “やめる” という状況を受け入れるのに、心が痛い』
 という心境はなかなか捨てられません。
 そういうときには、
    『4つの質問』
 です。
   ①「それは本当でしょうか?」
   ②「その考えが本当であると、絶対言い切れますか?」
   ③「そう考えるとき、(あなたは)どのように反応しますか?」
   ④「その考えがなければ、(あなたは)どうなりますか?」
 を順に問いかけます。
 例えば、今回の例で言うと、
 状況:先述の通り
 テーマ:(来年版カレンダーを作ろうとしているとき)カレンダーを送る
      のをやめたい。
 ①「それは本当でしょうか?」
 私:いいえ。
   「やめたい」とは思っていますが、完全にやめたわけではありません。
 ②「その考えが本当であると、絶対言い切れますか?」
 私:100%そう思っている訳ではありませんね。
   もし、100%ならば、とっくにやめているでしょうから。
 ③「そう考えるとき、(あなたは)どのように反応しますか?」
 私:カレンダーを作り続ける理由、やめる理由を永遠に考え続けます。
   そして、とても疲れます。
   しまいに、写真フォルダを開くこと、過去に送っていた人の名簿のリ
   ストを見ることがイヤです。
   過去に送った人のことを思い出すのも苦痛になります。
 ④「その考えがなければ、(あなたは)どうなりますか?」
 私:とても楽になります。
   「その考えがないとき」は、「送るのをやめたとき」でしょうから、
   相手が受取っていやな顔をしたり、ゴミ箱に投げ入れることを想像し
   ないで済むだけでも、とても気分が良いです。
 4つの質問では、さらに言葉を入れ替えます。
 入れ替えることが目的ではありませんが、感情的にもっとしっくり来る関
係を表す言葉を探します。
 例えば、
    「私は、カレンダーを送ってきて欲しい」
    「私は、カレンダーをもっと送りたい」
    「私は、カレンダーを送りつけられるのはイヤだ」
    「相手は、カレンダーを送るのをやめたい」
    「私は、私にカレンダーを送るのをやめたい」
 一番私の心情に近いのは、
    「私は、私にカレンダーを送るのをやめたい」
 二番目は、
    「私は、カレンダーを送りつけられるのはイヤだ」
 です。
   『では、どうしましょうか?』
 答えはおのずと出ていて、
    ●カレンダーを作ること自体をやめる。「送る」とか「送らない」
     とか悩むのもやめる。
    ●後になっていいなと思ったら、その時にカレンダーを作り始めよう。
 いかがですか?
   ・「出来事の事実」「感情の事実(=ストーリー)」を区別する。
   ・本当の感情に気づく。
 これは、あなたが周りの人にコーチングしてさしあげる際に使えます。
 ただし、後述の書籍にも記述がありますが、最初は「他人に対して感じてい
ること」の方がわかりやすく、受け取りやすいですよ。
[参考]
   「バイロン・ケイティ著
    『ザ・ワーク 人生を変える4つの質問』
    http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4478003777 」
 です。
 私の別のブログ『The Open-minded Life』にも先週に集中して書きました。
   『「ワーク」で大切なのは、何をする場なのか理解していること
    http://ameblo.jp/inner-nature/entry-10883674086.html』
※追伸
 ビジネス上の問題も、こんな些細なマインドの問題のことが多いです。
 他人から見ると些細なことが、本人にとっては大問題で、その問題を手放
すこともできずにいるものです。
                  若狭 喜弘(Yoshi)
※4月より、セッション料金を改定しました。継続中の方は据え置きです。
 改訂後の料金は、 http://ameblo.jp/otakara-shain/ をご覧ください。
※『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
 私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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    詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。
    http://core-infinity.sakura.ne.jp/?page_id=516

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