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どのようなビジネスモデルですか?

公開日: : プロが使うコーチングMINI

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 仕事のプロのためのコーチング技術 MINI 2011/10/02
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 コンサルタント(Consultant for you)の若狭 喜弘(Yoshi:よし)です。
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  http://ameblo.jp/otakara-shain/entry-10930133276.html
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 一昨日発行の「Core Infinity 通信」は、『Vol. 41 [「金に細かい奴は要
らん」]』というタイトルで書きました。
( http://ameblo.jp/otakara-shain/entry-11034413468.html を参照してく
 ださい。)
 冒頭のセリフは、私(Yoshi:よし)が「ビジネスモデルを知りたい」とい
う思いからの質問に対しての反応でした。
 最初に就職しました環境コンサルタント会社では、入社当初は仕事を一所
懸命にこなすだけ、というか、「生物調査の現場に行け」ということで、言
われるがまま、あっちこっちに補助役として行きました。
 その頃は、仕事も、お金の流れも知らない、というか、考えたこともない
日々でした。
 経験を重ねるうちに、計画書や実施計画書、そして見積書の明細作成もす
るようになり、時には入札へも行くようになりました。
 となると、その業務の受託金額総額がわかります。
 人工単価(=その仕事にあるレベルの人が1日作業するとした際の単価)
と自分自身の給料を比べたり、
 会社全体の受注総額を社員数で割って、自身の年収と比較したりしました。
 バブルが弾けきる頃まで在籍していました。
 最後の頃、どう考えても収支のつじつまが合っていませんで
した。
 つまり、自分たちの給料がどこの収入から支払われているか、
 もっと言うと、単年度収支では支出過多(赤字)と思われました。
 もっとも、最後はボーナス、研究手当、住宅手当、家族手当など全てカッ
トになり、「個人の収入の減少」ははっきりしていましたが。
 それでも会社の収支は不足している印象でした。
 その上、年収の手取りは減っても作業量がそんなに減った印象はありませ
んでした。
   「丁寧な仕事をしろ。でも余計なことはするな。」
 「どっちやねん」という感じですね。
 (意図はわかります。「意味のある仕事を考えてしろ」です。
  でもその評価に、客観的な基準はありませんでした。)
 だからこそ、それを実感するために、「どんな風にお金が流れているのか
(ビジネスモデル)を知りたい」と思っていました。
 その頃は聞けなかったのですよね。社長に。
 (余談。実際は社長ではなくて、代表だそうです。)
 尋ねれば、教えてもらえたのかもしれません。
 でも、聞くことができませんでした。
 企業経営は、お小遣いの管理よりかなり複雑で、収入と支出のイメージが
できれば良いというものではありません。
 従業員個人をみる視点から離れ、メタの視点でむしろお金の流れの自然さ、
不自然さをチェックするような感覚になるのでしょう。(減価償却費や事務
所の家賃など、時間スケールが異なるものがたくさんあります。)
 それでも、個人単価レベルの数字の「見える化」は必要です。
   ・経費の無駄遣いはするな。
   ・速く作業しろ。
   ・計画日数内で終わらせろ。
   ・でも、他者より頭抜けたレポートを書け。
 と言われるだけでは、普通はやる気は起きません。創意工夫もできません。
発想が湧いてきません。最小限の、誰がやってもできるレベルのものだけで
終わらせようとします。
 そうでなければ、仕事を自宅に持ち帰ることになります。
 (それは、「無償提供」もしくは「時給単価の値引き」を意味します。)
 ですから、個人単価レベルの数字の「見える化」が、必要です。
 以前の会社を辞めたとき、得られた教訓として、
    『会社運営とは、経営者の夢実現のための活動である』
 と言語化していたときもありました。
 これはこれで正しいとは思いますが、それでは「従業員」の仕事のやりが
いはありませんよね。
 「他人の夢実現のサポートのために身を粉にして働いて幸せ」と思うのは、
ごく限られた人だけのものでしょう。
 そうでなければ、「収入」が唯一の物指しになります。
 私事ですが、私が納得いくコンサルタントのスタンスとして、「金のため
に働いている」と思っている従業員ばかりの会社と関わりたいとも思いませ
ん。
 従業員としても、「働く」ということは「収入と社会保障を得ること」だ
けではありません。
 やはり、
    『夢、もしくは実現したいことのための活動。
     金銭だけでなく、技術や交友関係を得ること、人間として学ぶこ
     となど、働くことがそのための一助になる。』
 ことが働く目的です。
 ですから、個人のレベルの数字の「見える化」は、「お金の流れを知る」
というだけでなく、「今やっていることへのコミットメント(=確信を持つ
こと)」のためにとても重要なのです。
 従業員として働くときも、「経営者の視点」が必要です。
 ビジネスとは、「相手との約束を守る」というレベルではなく、「(自分
自身のミッションとして)創意工夫して発想力を発揮する」視点が大切です。
 言われなくてもわかっていらっしゃるでしょうが、ぜひその位置で仕事を
してください。
 それが、あなたとあなたの周囲の人の幸せにつながります。
 さて、あなたが関わっている仕事の、ビジネスモデルは何でしょうか?
※「ビジネスモデル」とは、うまくいく場合だけではなく、様々な条件、メ
 リット、デメリットも合わせて作り出すものです。
 「やってみないとわからない」は事実ですが、「やってみないとわからな
 い」だけのものはビジネスモデルとは言いません。
 人に説明する際に一番大事なのは、
   「何を前提としているか?(構成要素と単価設定)」
 これによって、「よし、力になろう」と思うかどうか、判断が変わってき
 ます。
 「夢を語る」もいいですが、それは「約束(お金だけではないが、成果報
 酬)」と対になります。
                  若狭 喜弘(Yoshi)
※『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
 私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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