自分から取りに行くと、脳の活動は10倍

公開日： 2013/04/30 : プロが使うコーチングMINI

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　仕事のプロのためのコーチング技術 MINI　2013/04/30
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　『原点』を一緒に創るコーチ若狭喜弘（Yoshi：よし）です。
　「よし」もしくは「わかさま」とお呼びください。

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　『原点』を一緒に創るコーチの若狭　喜弘（Yoshi：わかさま）です。
　いつもあなたを応援しています。

　さて、今回の話題は、こちらから。

　　　　脳には妙なクセがある
　　　　By 池谷裕二
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　「自分から受け取りに行くと、１０倍になる」話です。

　上記の本の最後の最後、330ページに書かれています。

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　ネズミのヒゲにモノが触れた時の大脳皮質の反応（神経細胞の活動の強さ）。
　実験者がネズミのヒゲにモノを接触させた時と、
　ネズミが自らヒゲを動かしてモノに触れた時の反応を比較した。
　その結果、後者「ネズミが自らヒゲを動かしてモノに触れた」時の方が、
ニューロンが10倍ほど強く活動した。

（上記書籍より引用）
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　さらに、池谷さんはこのような表現でこの現象を説明されています。

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　「実験者がネズミのヒゲにモノを接触させた時」は、受動的に教えられる
状況、
　「ネズミが自らヒゲを動かしてモノに触れた時」は、積極的に学びにいく、
身体運動を伴う状況。

　実験の事実から、
　同じモノがヒゲに触れ、同じ感覚刺激が脳に伝わっているにもかかわらず、
積極的に学びに行く（後者）ときには、「脳内の神経細胞の活動が10倍ほど
になった」のだ。

（上記書籍より引用）
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　なお、本書では「積極的な身体活動によって10倍になった」と書かれてい
ますが、私は違うと思うんですね。
　「積極的に学びにいく」ことが大事だと思うのです。
　結果として、身体活動をするのは確かですが。

　例えば、学校や研修で、板書された内容をノートに書き写すとしましょう。
　「受動的」に、書かれたすべてをきれいに書き写そうとしている人と、
　「積極的」に、学べる喜びで夢中になってメモを取ったり、黒板に書かれ
た内容から自分にとって大切な言葉だけをメモったり、書かれなかったけれ
ど耳で聞いて大切と思ったことをメモったりしている人を比べると、
　「積極的」な人の方が学びが深いですよね。

　脳内の活動量も全然違うでしょうね。
　活動部位も違いそうですが。

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　そして、「脳の活動が10倍」は、

　　　「理解が10倍」
　　　「納得度が10倍」
　　　「効率性が10倍」
　　　「成果が10倍」
　　　「生き延びる確率が10倍」

　などを表している訳ではありません。
　単なる「脳の活動量」の話です。

　ここをいい加減に類似性を想定して、自分の好きな結論を導いてはいけま
せん。

　そうは言っても、「多い」ことは間違いありません。
　モノによっては、10倍以上のものもあることでしょう。

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　ではどうするか？

　　　　・興味を持つ。
　　　　・自分のアイディアと比較する。
　　　　・自分の過去の体験と比較する。
　　　　・身体を動かして、手に入れにいく。
　　　　・声に出す。
　　　　・紙に発想を書き出す。

　是非してください。
　そして、最初に「興味を持つ」と書きました。

　これについては、２つのまったく別の提案をあなたにしたい。

　　　　●「やった方がいい」「やるべき」といった義務感からの行動をや
　　　　　め、本当に「興味や関心を持った」テーマについてのみ学ぶ。

　　　　●過去の経験からくる価値観で「興味ない」「やりたくない」と感
　　　　　じたことであったとしても、手を動かしてやっているうちに「興
　　　　　味が出てくる」ので、やらない理由を考える時間があったらまず
　　　　　参加して学び始める。

　どちらも『真』です。

※余談
　　　　「ワクワクすることをする」
　　　　「面倒なことを避けて楽しそうなことをする」

　は、違うことを言っているのがわかりますね。

　人というのは不自由なもので、「自分が経験したことしかわからない」の
です。
　上記の２つの区別をつけられる人は、

　　　　「面倒なことを避けて楽しそうなことをする」

　ではない、ワクワクすることに取り組んだ人だけです。

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　ともかく、

　　　　「自分から受け取りに行くと、脳の活動は１０倍になる」

　のです。
　「自分から」「積極的に」が大切ですよ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭喜弘（Yoshi）

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　私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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