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「クライアントの100%の力」+「伸び代」

公開日: : 最終更新日:2014/06/04 プロが使うコーチングMINI

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 仕事のプロのためのコーチング技術 MINI 2014/05/27
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 今日は、部分的にはカチンとくる人がいるかもしれません。
 が、そんな人へも含めて書きます。

 最後のまとめは、

  「目標達成」=(「クライアントの100%の力」+「伸び代」
            +「コーチとのセッションで気づくこと」)×「行動」

 です。

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 「できるだけのことをしてやりたい」

 それは親の愛情です。
 祖父母の愛情は、

 「この身がなくなろうとも、できるだけのことをしてやりたい」

 でしょうか。

 世の中には、「子供に愛情を感じられない」と苦しんでいる方もいらっしゃいます。
 その方たちを責めるために書いているわけではありません。

 私は、

 「親を愛さなければならない」
 「なぜ親の愛情を素直に受け取れないの?」

 と親切心から伝えてくださる方と、
 社会常識、価値観などについて向き合ってきた体験を持っていますので、本当に責める気持ちも、嫌な思いをさせる意図もありません。信じていただければ幸いです。

 ここでは、

 「できるだけのことをしてやりたい」

 という理屈ではない、『感覚』を思い出していただきたくて例として挙げました。

 子供に対してだけじゃなくても、

 「できるだけのことをしてやりたい」

 と身を捧げることの一つや二つはあるはずです。

 でも今回の記事は、

   『それは、単に “自分を認めてほしい” というエゴや自己満足
    のためのコミュニケーションでは、
    クライアントは “自分の力で目標を達成した” と感じ、
    その先の人生の力にはなりませんよ』

 というお話です。

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 これは、実は塾でもよく見る光景です。

 「答えを教えてくれ」とねだる生徒、
 「答えを教える」先生。

 「解き方を教えてくれ」とねだる生徒、
 「解き方を教える」先生。

 先生もまた、「できるだけのことをしてやりたい」と思っているのです。
 時間内で、ある程度まとまった内容を終わらせるには、教えるしかない場合もあります。

 ただ、これをよく見ると、

   「いつまでも永遠にこの関係は変わらない」

 ことがわかります。
 いつまでも、「生徒は生徒のまま」です。
 あなたが求めているのは、そんなことではないでしょう?

   「子供や生徒を育てる」
   「クライアントを成長させる」

 は、本来同じことです。

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 教えていては、成長を促すことにはなりません。
 当面の課題を乗り越えるだけであればいいのですが。

 人って、宿題をやっているときのように、
 「当面の課題だけを乗り越えられればいい」って思いがちです。

 でも、本来は、

   「自分で課題を設定して、
    その課題を乗り越える」

   「迫ってくる課題から、自分にとっての本当の課題を知り、
    その課題を乗り越える」

 『課題』ってそういうものです。

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 さらに、永遠に「教える」ことができるほど大量で正確な知識をしっかり持っていたらいいですよ。
 子育てで言えば、際限ない子供の欲求に、際限ないお金と場所があれば、何とかなるかもしれません。
 でも、そんなことはほとんどの場合ありません。

 そんな時に

 「できるだけのことをしてやりたい」

 という言葉を聞くと、あまりに無責任な考え方だと感じませんか?

 「できる範囲のことがなくなったら、なにもしてあげられない」

 と言っている訳ですから。
 本来、

 「自分が持っているものが、直接相手に役立たないとしても、
  相手をサポートすることができる」

 というものです。

 子供や生徒が、「トライ・アンド・エラー」でチャレンジしているのを、いざというときに手助けできるようにしておきたいものです。
 また、できることであれば、

   「答えを教えることではなく、
    答えの出し方を教えるのでもなく、
    課題の本質を見つけ、解決法の探し方を見つける力をつけさせる」

 これが、本来、この文章を読んでいる人に求められているものです。

 もっというと、

   「あなたができる範囲のことではなくなっても、
    子供や生徒の可能性を信じて、
    子供や生徒が探し方を見つけるサポートをする」

 ことが求められているのです。

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 としたら、親や先生は、どんな立ち方で関わればいいのでしょうか?
 それは、コーチングでのコーチの立ち方と同じなのです。

 まず、

   ●クライアントの100%の力がどの程度かおよそを知っておきます。
   ●セッションの間の表情など、またセッション後の取り組みを観察することで、
    もっと正確な100%の力を知ります。
   ●少なくとも、「クライアントの100%の力の領域」のことはクライアントに
    任せます。
   ●その先の、「クライアントの100%の力の領域」と「目標達成時の状態」との
    間のギャップになっている、これから身につけたりしなければならないことを
    一緒に検討します。
   ●そうして初めて、「教わらなければわからないこと」があれば、教えます。
    クライアントが見つけ出せることに口を出してはいけません。

 もしくは、こんな風にも表現できます。

  「目標達成」=(「クライアントの100%の力」+「伸び代」
            +「コーチとのセッションで気づくこと」)×「行動」

 「コーチのできること」「コーチがしていいこと」って、ちっちゃいですね。

 でも、すべてを俯瞰して、観察(キャリブレーションともいいます)して、適切な声掛けや関わり方をするのは、コーチの役目です。
 「コーチのできること」って、ちっちゃいけれども、
 必要な能力はとてつもなく深いものです。

 ただし、結構簡単です。
 その人を愛し、クリアな目で見て、「人間」をよく知っていれば容易にできることです。

                  若狭 喜弘(Yoshi)

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