相手が誰でも振舞いを変えない

Jacques Henri Lartigue: hydroglider / dou_ble_you

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　仕事のプロのためのコーチング技術 MINI　2014/06/06
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　あなたが今いる逆境を幸運に変えるコーチング 若狭 喜弘（Yoshi：よし）です。

　先日、Twitterのタイムラインを見ていたら、岡野由美さんが共感する文章を書いていらっしゃいました。
　岡野さんの文章をここに載せるわけにはいきませんので、
　私（Yoshi：よし）の文章と、補足のお話を書いておきます。
　岡野さんの原文は検索してお読みください。

　そうそう。
　今回のテーマは、「相手が誰でも振舞いを変えない」です。

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CI_Yoshi: 子供を子供扱いして、というか子供をなめた接し方をして、子供から逆襲されている大人たちをたくさん見ています。力関係を見積もって、態度を変えるのがダメなんでしょうね。
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CI_Yoshi: @YumiOkano その通り。配慮は必要だけれど、きちんと向き合ったら、その分応えてくれます。今、自分の子供時代に気持ちをシフトしていったら、愛情という名の子ども扱いで何かが隠されてしまって、周りの出来事を理解できずに混乱したことを思い出しました。五分五分じゃなかったですね。
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　もともとは、まったく別の人が書いた、

　　　「赤ちゃんが、眠たくなったら勝手に眠る生き物だったら、
　　　　子育ての悩みの大半は解決するんちゃうか‥」
　　　　（吹田マム, https://twitter.com/suita_mum/status/473973151827628033）

　が発端です。

　「子供時代に子供扱いされるのが苦手で、
　　大人になって、子供を子供扱いしない」

　という似た（と私が思っている）岡野さんとの二人のやり取りでした。

　私（Yoshi：よし）の場合は、子供時代、

　　　「それで自分が得になるんだったら、気づいていないふりしといてあげよう」

　という優しさ（？）で行動していました。
　別の機会で「子供扱い」されて、

　　　「そんなことはまだ知らなくていい」

　といった愛情という名の子供扱いで、情報が隠されたり、自分にとって直接関わる決定の場から外されたりで、結局はその罰が当たってしまう訳ですが。

　おそらく、私の能力や関心、力をきちんと見極めずに、過小評価されていたのでしょうね。
　むしろ、過小評価でも何でもいいけれど、情報がオープンだったら、自分が考える機会を持てて、納得した生き方ができたと思っています。

　で、子供を子供扱いする人は、

　　　・結論は一つしかないと信じている。
　　　・目的のための行動も一つしかないと信じている。
　　　・その唯一の結論も行動も自分がわかっている／正しいと信じている。
　　　・もしくは、自分が決めたことに不安を感じている反動で、
　　　　頑なに一つの結論、一つの行動にこだわる。

　ということをしているのかな、と思います。

　私は、実をいうと今でも

　　　・必要な情報を知らさせていないのではないか？と怖れを感じることがある。
　　　・自分が決められること、できることを先回りしてされると、無力感で全身が
　　　　満たされ、すべての思考と行動が止まってしまう。すぐに立ち直れない。
　　　・「考え方」「行動」をたった一つだけ正しいと示す人には警戒心をもって接する。

　ということがあるので、コーチングの

　　　「コーチは相手を尊重する」
　　　「クライアントは、すべて考え、決め、行動し、結果を手にする責任を持つ」

　に希望を感じたのでした。

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　世の中のことは、すべてつながっています。
　で、コーチングでの、コーチの振舞いの話です。
　そのまま大人同士の関係にも当てはまります。

　コーチングでは、

　●コーチが強い立場から、クライアントの問題行動／成果の出ない行動を
　　変えてやろうとする。
　●コーチが見つけた答えが唯一の正解だと信じ、それに誘導しようとする。
　●コーチングに慣れていないクライアントが、コーチから質問され、
　　コーチが望む答えが何かを探して、それっぽいことを答える。
　●コーチが、クライアントの能力を決めつけてしまって、適正な価値を知らない。

　上司・部下の関係では、上記に加えて、

　●上司が、部下に必要な情報を伝えない。
　●上司が、意図を隠して部下に指示を出す。
　●上司が、力関係によって、相手への接し方が違う。

　こんなことをしていては、コーチングにも、部下指導・マネジメントにもなりません。

　　　「相手が誰でも振舞いを変えない」

　これって、単純なようでいて、なかなかできていません。
　でも、クライアントとの間に信頼関係を築くためには、とても大切なことです。

　というか、「クライアントが将来にわたって成果を出す」ための最低条件です。

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　ちなみに、この記事の冒頭に書いた経験があるので、
　コーチが集まる場で、「相手が誰でも振舞いを変えない」コーチであるか、敏感に感じ取っています。

　勝手に評価して、ラベル張りして、振舞いを変えているのは、よくわかるものです。

　一方私は、子供たちから信頼されていますよ。
　「大人扱いする」というよりも、「対等に話しをする」ので。
　中には、こんな大人が珍しいのか、戸惑っている子供もいますが。

※「大人扱い」って、勘違いしている人にとっては「無関心に対応する」ことになりますね。
　　　「関心を持つ」≠「お世話をする」
　　　「対等に接する」≠「無関心に放っておく」

　この式は面白いですね。
　時間をとって深めていきます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）

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