Vol. 21　[会議って何のため？]

　「自分らしく１００％表現」の 若狭 喜弘「Yoshi（よし）」です。
　『Core Infinity 通信』を引き続きご購読いただきましてありがとうござい
ます。
【会議って何のため？】
　どこの団体でも、会議って多いですね。
　人によっては、会議を渡り歩いているかもしれません。
　ふと思いました。
　　　『会議は何のためにするのだろうか？』
　会議のために山のような資料を作る人もいれば、
　会議に山のような資料を持ち込む人もいます。
　会議は何のためにするのでしょうね？
　　　・決めるため
　そうそう。ほかには？
　　　・一致点を探すため
　ほかには？
　　　・文句を言わせないため
　正直だ。ほかには、
　　　・互いに分かり合うため
　もあるでしょう。
　先日、ミーティング（＝会議）でおもしろい体験をしました。
　私（Yoshi：よし）の感じたことが今の話しにつながりそうなので、参加した
会議のことを記しますね。
　私（Yoshi：よし）は、コーチングの京都チャプターの副代表です。
　（役職はここでは無関係です。）
　１０月２４日に開催しました「設立１周年記念セミナー」の事後振返りミー
リングを、２日後にスカイプで行いました。
　準備段階～当日の運営～セミナーの内容
　と順に話をしていきました。
　だいたい、「できた」「できなかった」「どの程度」ということで単純な話
です。
　項目の数が多く、一人ひとりが工夫したものもありますので、今後に生かす
ために体験を聞いていきました。
　話はおよそ１時間程度で終わりました。
　最後に近くなって、私から担当責任者に質問しました。
　　　私：ということは、来年度に向けていつから準備を始めたほうがいい？
　　　担：今から！！
　その場で、和やかな雰囲気になりました。
　ところが、予定時間はここで終了となりました。
　私は、「これから面白くなるところなのに」です。
　もともと、一部メンバーでの開催だし、当初のテーマが「振返り」で、それ
相応の時間設定ですので、ある種仕方ないことです。
　私（Yoshi：よし）は、メール通信やBlogに『対話』について書いています。
　このとき、その１種、ワールドカフェの運営方法のことを思い出しました。
　いろいろな方法があるのですが、典型的にはこのように行います。
　　　１．３０分～６０分、その日のファシリテーターがテーマについて語り
　　　　　ます。
　　　２．参加者は、４人ずつのテーブルに分かれ、３０～６０分の対話を行
　　　　　います。テーブルには模造紙が置かれていて、それに書き込みます。
　　　３．４人のうち１人をホストとして残し、ほかの３人はばらばらに別の
　　　　　テーブルに移ります。
　　　４．同様の対話を３回行います。
　構造として、
　　　１．話題提供の時間
　　　２．対話の時間
　です。
　対話は、「全く初めて会った関係のない方が集まる設定」もありますし、
「職場で行う設定」もあります。
　つまり、「各自が気づきを得るために行う」（いわば発散）、「あるゴール
に向けて対話を行う」（いわば収束）のどちらもありです。
　注意しておきたいことがあります。
　「対話」は、「議論」ではありません。「提案」「指導」でもありません。
　　　ほかの人の発言を、「信頼する気持ち」で静かに聞き、
　　　聞いたことによって気付いたことを発言する
　だけです。
　抽象的な表現をすると、
　　　「対話」というと、どうしても構えてしまいますが、
　　　目の前の人を「（存在を）そのまま認めて」話を聞いて、話をする。
　ことです。
　で、話を京都チャプターのミーティングに戻ります。
　感じたことは、
　　　「せっかく課題がはっきりして、場が暖まったのに、これで終わるのは
　　　　もったいない」
　でした。
　どれだけ知った間柄でも、場が暖まるには時間がかかります。
　「場が暖まる」って、「なんとなく全員の気持ちの方向が揃った感じになる」
と言えばいいでしょうか。
　おそらく、その後対話をすれば、互いに信頼しあった上でのアイディアを出
し合うことができたでしょう。
　次のミーティングでは、もちろんその場に参加しなかったメンバーも含めて
議事録に目を通してきますので、情報面では何の問題もありません。
　でも、「感情」というか、「気持ち」というか、「場の雰囲気」は、揃って
いなくて、すぐに創造性を発揮する環境にはならないでしょう。
　しばらく話していると、だんだんとエンジンが温まったように調子よくなっ
ていくと思いますが。
　もう一つ戻ります。
　　　　「会議って何のためにするのでしょうか？」
　本来は、参加メンバーで「創造性を発揮して創り上げる」ためではないでしょ
うか？
　学校の授業のように誰かから聞いたほうがわかりやすいこともありますが、
　情報の共有自体は、全員が揃って話を聞く必要はありません。
　メールや掲示板システムがありますし、回覧板でも構いません。
　会議が、言い訳や責任追及の場になっていませんか？
　会議でみんなが時間を設けたのであれば、ぜひ
　　　　「創造性を互いに発揮し会える場」
　としてください。
　対話は、今後の発展のために必要なキーワードです。
　　　　　　　　　　　　　　　　『自分らしく１００％表現』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）
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《最新情報》
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　募集定員は、毎月５名様までとさせていただいています。
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　研修や少人数トレーニング、勉強会については、別途ご相談ください。
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★Cafe Third Place（カフェ・サードプレース）のご案内★
　～名刺交換も勉強することも目的としない異業種交流会～
　［第３回］
　・開催日：２０１０年１１月９日（火）
　・時　間：１８：３０～２０：３０
　・場　所：JR草津駅周辺
　詳細は、http://www.facebook.com/pages/kafesadopureisu/104619209602562
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　日本コーチ協会 京都チャプターの例会のご案内
　お申込みは、Webサイト（ http://www.jca-kyoto.jp/）をご覧ください。
●１１／２８(日)例会
テーマ　　「介護とコーチング　PART２」
　　　　　　～介護者と介護従事者に対するコーチングのポイント～
講師　　　京都チャプター副代表　　真辺 一範氏
□日　時□　2010年11月28日（日）13：30～16：30
□場　所□　ウィングス京都
□参加費□　会員2,000円　　非会員3,000円
□対　象□　介護者と介護従事者。
　　　　　　介護に関心のある方
●２０１１年は、コーチング基礎講座（全４回）も開催します。
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