私の常識とあの人の常識が違う!
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et cetera
職場でコーチングする際に、
自分の価値観でジャッジしてもあまり意味がない場合があります。
「私とあの人は違うんだ」
「あの人の行動の理由を納得できないこともある」
「人は本当に多様だ」
と理解するために、「前者・後者」を知ることも大変有意義です。
そんな、「私の常識とあの人の常識が違う!」の一例を。
~~~~~~~
「前者・後者」について、
それぞれの行動の見え方について、このような分析がありました。
リンク先を是非お読みください。
一部だけを取り出すと訳がわからないので、少々表現を変えて・・・
「後者」には、以下のような特徴があります。
●後者はわざと無視している・話を聴いていない訳ではない。
●相手に伝えるための表情を常にしている訳ではなくて、
さらに感情に合わせた表情をしている訳でもない。
●社会的に当然と思われているはずのことを、それほど固く考えていない。
(例:上司の指示を守る、など)
~~~~~~~
上記は、「前者」と「後者」の間のギャップの話ですが、
部下指導、子育てで、自分とのギャップにも通じるところです。
けれど、それらはわざとではなく
その人のナチュラルな反応をしているだけなのです。
「後者」は、通常はスイッチを切っていて、
必要な時にスイッチを入れています。
スイッチを入れるのは、
「入れ続けるのも」
「入れた状態で対応するのも」
かなりのエネルギーが必要なので、
『自分らしさ』
という意味では、
「スイッチ・オフ」が標準状態です。
そこで、「スイッチ・オフ」の状態の人に対して、
「社会というものは・・・・・」とか
「常に・・・・べき」とか
「大人であれば、・・・・・をしなければならない」とか言わず、
「社会常識が無い」と切って捨てないでください。
~~~~~~~
記事中のことについて
「上司の指示を聞く」の「聞く」までは僕の中では当然かなあ。
(まさに「聞く」だけで、指示とおりにするかどうかは別)
でも、指示とおりにやろうとするよりも、
そのアイディアをもとに何かをやろうとしていました。
上司としては、
「アイディア」ではなく、まさに「指示」だったはずですが。
だから、「その通りにやれ」と言われたこともあり、
本当に「その通り」だと、
やっていることが楽しくなくて、できあがりもそれほどじゃなかったような。
「その通り」やっているつもりで、無意識的に「良かれ」と思って何か加えたり、変更していたことも。
~~~~~~~
「前者」さんは、
「上司の言うことを過不足なく実行する」
「一般に言われている上司の権限の範疇に入らないように注意深く行動する」
もあるようです。
同じ立場の同僚(前者)から
その細心さからの指摘を受けて、大変驚いた経験を思い出しました。
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