【No. 22】ツアー登山から単独行へ

　「自分らしく１００％表現」の 若狭 喜弘「Yoshi（よし）」です。
　コミュニケーションや心理学を学んできたコーチである若狭が、職場
で部下や同僚の方に本来の能力を発揮していただくために「あなたがで
きること」のヒントをお伝えしていきます。
《ツアー登山から単独行へ》
　秋山の季節ですね。
　紅葉を見に登山を計画されている方もいらっしゃるかもしれません。
　と、山好きのためのメール通信のようにはじめてみました。
　こんなWeb記事があったので、みんなで一緒に考えてみよう、と思いまし
た。
　　　『増える自立できない登山者
　　　　http://news.nifty.com/cs/item/detail/wh-20101015-20101015_004432/1.htm
　　　　（WEB本の雑誌）』
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
　一方、日本の場合、ツアー登山やガイド登山を利用しようとする人は、
「連れていってもらう」という意識が非常に強い。ブームに乗っかって
登山を始めた彼らは、技術や知識のバッグボーンを持たないまま、日本
百名山という目標に向かって突っ走りはじめる。
　
　それを手っ取り早く実現させる手段がツアー登山だった。彼らが目的
達成のために選択したツアー登山は、準備段階のすべてをツアー会社に
丸投げでき、あとはガイドのうしろにくっついて歩くだけの100％依存型
の登山形態。彼ら自身が山のリスクマネジメントについて考える必要は
まったくなく、現場では常にガイドの指示に従っていればいい。かくし
て『自立しない登山者』が急増することになっていく。
（上記記事より引用）
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
　日々の仕事を振り返ってみます。単語をいくつか入れ換えると、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
　日本の企業の場合、強いリーダーを求める人は、「連れていってもら
う」という意識が非常に強い。ブームに乗っかって就職した彼らは、技
術や知識のバッグボーンを持たないまま、豊かな生活という目標に向かっ
て突っ走りはじめる。
　
　それを手っ取り早く実現させる手段が前例主義と責任分散だった。彼
らが目的達成のために選択した前例主義と責任分散は、準備段階のすべ
てを前例や他人に丸投げでき、あとはリーダーのうしろにくっついて歩
くだけの100％依存型の仕事。彼ら自身が仕事のリスクマネジメントにつ
いて考える必要はまったくなく、現場では常にリーダーの指示に従って
いればいい。かくして『自立しないサラリーマン』が急増することになっ
ていく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
　今回は、毒がちょっと大目でした。
　　　「自分はここまでではない」
　であれば、それで結構です。
　お伝えしたいのは、
　　　『「お宝」社員は、そのやり方に馴染んでいない人たちだ』
　ということです。
　今回のタイトルの「ツアー登山から単独行へ」は、そんな「お宝」社員
にエールを送りたかったのです。
　単独行とは孤独です。
　自分としてはまっすぐの最適の道を歩いているはずなのに、周りからは
「おまえも合わせろよ」と言われます。
　「合わせるのがルールだ」とも言われます。
　でもね。
　あなたの自分の心の底と繋がった「これだ」と信じる道であれば、仲間
が集まってきます。
　「単独行」の覚悟があるからこそ、仲間ができます。
　自分から声を掛けなければいけないかもしれません。
　ほかの人は、あなたが何を感じているか、何を考えているかわかりませ
んから。
　その仲間は、100人に一人、1,000人に一人かもわかりません。
　でも、その仲間はかけがえのないメンバーです。
　もう一つ、大事なポイントがあります。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
ガイドを依頼して山に登ろうとする人は、「山登りはリスクの高い行為
であり、そこへ行くからには信頼できるガイドに付いてもらうのが当然」
という考え方。
（同様に上記記事より引用）
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
　上記と同様に、「山」を「人生」「ビジネス」「目標」と置き換えても
いいでしょう。
　この「人生」「ビジネス」「目標」のため、コーチ、トレーナー、メン
ターの役割を果たしてもらえる人が必要です。
　自分の中に知識や技術を備え、リスクマネジメントし、自己責任であな
たが歩くことをサポートする役割を果たす人です。
　セルフコーチング（＝自己内対話）ができるようになり、フィードバッ
クをいただける人を別に確保できているならば、信頼できる仲間との対話
もそれに代えることができます。
　「信頼できる仲間との対話の場」という場は必要ですが、
　　　「自ら知識や技術を身につけるために何をすればいいのか？」
　　　「リスクがどこにあり、それはどの程度であり、どれくらいの準備
　　　　が必要か？」
　に気付くことができれば、「人生」「ビジネス」「目標」に向かってい
くことができます。
　もっとも、「コーチ、トレーナー、メンター」が必要なのは、ポジティ
ブ・シンキングでグイグイと前に進むエネルギーが大きいときだけではあ
りません。
　　　・気がかりがあるとき
　　　・一度肩の荷を降ろしてリセットしたいとき
　　　・全体を客観的に見たいとき
　　　・泣き言を言いたいとき
　ポジティブだけがあなたではなく、ネガティブなところ、弱いところも
含めて『あなた』です。
　その『あなた』全体で、「人生」「ビジネス」「目標」に向かっていく
のです。
　『あなた』全体を認めてくれる、「コーチ、トレーナー、メンター」は、
やはり必要です。
　「単独行」は、一人じゃありません。
　仲間がいます。
　コーチ、トレーナー、メンターもいます。
　さて、あなたはここまで読んで、何を始めますか？
【Question】
１．職場では、どのようなコミュニケーションが行われていますか？
２．あなたがコーチなら、どのように関わりますか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）
■━━━━━━………‥‥・・
《最新情報》
　１１月期 新規クライアントを募集中です。
　募集定員は、毎月５名様までとさせていただいています。
　お申込みは、右記URLをご覧ください。http://profile.ameba.jp/otakara-shain/
　研修や少人数トレーニング、勉強会については、別途ご相談ください。
------------------------------------------------------------—
★Cafe Third Place（カフェ・サードプレース）のご案内★
　～名刺交換も勉強することも目的としない異業種交流会～
　［第２回］
　・開催日：２０１０年１０月２６日（火）
　・時　間：１８：３０～２０：３０
　・場　所：ＫＥＮＴ　ＨＯＵＳＥ（草津駅西口を出てすぐ）
　　　　　　http://kenthouse.shiga-saku.net/tag%E8%8D%89%E6%B4%A5%E9%A7%85%E8%A5%BF%E5%8F%A3
　　　　　　（その後の懇親の時間の場所は、当日相談して決めましょう。）
　・参加費：１，０００円（飲食費は別途実費をお支払いください。）
　詳細は、http://www.facebook.com/pages/kafesadopureisu/104619209602562
------------------------------------------------------------—
　日本コーチ協会 京都チャプターの例会のご案内
　お申込みは、Webサイト（ http://www.jca-kyoto.jp/）をご覧ください。
●１０／２４(日)設立１周年記念セミナー
テーマ　　「「わくわく」が未来を創る！」
講師　　　安海　将広　氏
□日　時□　2010年10月24日（日）10：00～16：30
□場　所□　京都テルサ
□参加費□　第１部　１，０００円（会員／非会員同じ）
　　　　　　第２部　会員４，０００円　非会員５，０００円
□定　員□　各８０名
□内　容□
　　第１部　「わくわく」と未来を描こう！
　　　対象：未来を描くことに関心のある方なら、どなたでも。
　　第２部　行動が起きる「脳」活用コーチング
　　　対象：コーチをはじめ、対人支援や人材育成にかかわりのある方。
●１１／２８(日)例会
テーマ　　「介護とコーチング　PART２」
　　　　　　～介護者と介護従事者に対するコーチングのポイント～
講師　　　京都チャプター副代表　　真辺 一範氏
□日　時□　2010年11月28日（日）13：30～16：30
□場　所□　ウィングス京都
□参加費□　会員2,000円　　非会員3,000円
□対　象□　介護者と介護従事者。
　　　　　　介護に関心のある方
■━━━━━━………‥‥・・
メール通信をお届けしています。登録はコチラよりどうぞ。
→　https://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P69060698
体験セッション、１１月期 新規クライアントを希望される方も上記よりどうぞ。

Follow me!

Tweet

[`evernote` not found]