「平等に」扱い、本当の成果を得させるコーチ
公開日:
:
et cetera
「あなたは勉強が足りない」
((一語一会)作家・大野更紗さん 大学院の指導教授、稲葉振一郎さんからの言葉) より
思わず、「ごめんなさい」。
僕はまだまだ足りません。
~~~~~~~
大野さんが指導教授を見ての思い
「一人の学生として平等に扱われていると感じました。」
(リンク先より引用)
これは大事です。
「平等」とは、誰にもまったく同じように接することではなく、
学生が目指すゴールに向けて、
学生が手にする「学んだこと」
が同じになるように
一人一人違う言葉をかけ、
その学生に向ける行動も表情もまた変わる。
学生の障害や能力、資金によって、勝手に到達目標のレベルを変えない
という厳しさがあります。
これは、相手の学生よりも、指導する立場の先生の方が、
とても厳しく、大変なことです。
お手軽に知識を知った気になりたい学生とは、会話が成り立たないだろうな。
(もちろん、「学生」だけでない)
~~~~~~~
ところで、
『学生が目指すゴール』
と
『学生が手にする「学んだこと」』
とは同じだろうか?
『学生が目指すゴール』
とは、
渡辺直美さんのニューヨーク留学から考える『留学の成果』 (若松 千枝加 留学ジャーナリスト)
http://www.huffingtonpost.jp/sharescafe-online/abroad-watanabe-naomi_b_8882040.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001
の言うところの、
『目に見える成果』
で、
『学生が手にする「学んだこと」』
は、『目に見えない成果』
じゃなかろうか。
大学生が研究室でやる研究は、
『目に見える成果』(=目新しい発見など)は、ほとんど期待できない。
言葉が上手だったり、体裁をきれいにしたりといった工夫はできるが、
『目に見える成果』とは、まさに研究成果そのもの。
そこには『運』もあり、
研究の結果出てきた成果を同じ基準で
「平等に」比較されたらどうしようもない。
でも一方、
『目に見えない成果』は、
・文献調査法
・自分の研究の知識の学び方(知識は、自分から学ぶしかない)
・研究成果のまとめ方
・探求する過程で出会った人
・研究テーマを含めた周辺の深い理解 など
で、学年が終わった段階で学生が得られるレベルを
「平等に」することは可能です。
~~~~~~~
コーチングでも、
目に見える成果の
「目標が達成できてよかったね」
だと、それだけで終わってしまいます。
そして、ハムスターのネズミ車のように、
延々と走り続けるしかありません。
目に見えない成果の
「そこから学んだこと」
これに焦点を合わせられれば、
次第にパワーアップ、レベルアップしていけます。
(もっとも、ある程度まで行ったら、
「それらを手放す」必要が出てくるのですが)
クライアントが「目標達成」を目指すのはいいですが、
コーチが「目標達成だけ」では、
コーチの役目を果たしきれていません。
そういう意味で、
『あなたは平等ですか?』
コーチングの案内
個人セッション(全1回~)、体験セッション(有料)、無料オリエンテーションは、
・個人セッション
全1回~、1コマ30分、12,000円+消費税、
コマ数の上限はありません。
対面の場合は、+出張料として5,000円+消費税
・体験セッション(1回目の最初の30分間分を無料とします)
・無料オリエンテーション(すべての質問にお応えします。)
ご相談、お問合せください。
ご連絡フォームまたはFAX(020-4663-0649)・・・・24時間受付
直通電話・・・・平日の11~19時受付(祝祭日を除く)
※070-5346-1730:Willcomが、新たに使えます。
090-6660-6532:Softbankは、着信専用です。
セッションや研修時はOFFにしています。
以上のほか、研修のご相談もお受けいたします。
ご意見などございましたら、お教えください。
詳しくは、サービス一覧をご覧ください。
関連記事
-
-
「やりたいことをやる」=「やりたい・実現したいと心が動いたプロジェクトをやる」
(ご無沙汰しています。 Facebookや「Core Infinity Views」、「Open
-
-
「ほめる」と「叱る」をするときの盲点
「ほめる」と「叱る」について、ある人の記事で気づいたことがありました。 部下をきちんとほめた
-
-
DIMEに取材協力「なぜうまく発言できないのか?会議で評価が上がる発言をするコツ」
DIMEに、取材いただいた記事が掲載されました。 「なぜうまく発言できないのか?会議で評価が上
-
-
今の生き方を変えたいけれど、それができないって本当?
『今の生き方を変えたいけれど、それができないって本当?』 について質問集。 ・今の人生の中に
-
-
茂木健一郎さんの「本気」論
茂木健一郎さんの「本気」論 http://kenmogi.cocolog-nifty.com/q
-
-
「承認」の仕方を、ロボット教室に学ぶ
ロボット教室でのある生徒との会話。 かなり作るのに苦労するロボットを前にして。 もう少
-
-
社会生物本能の4タイプ
Flying Type / jennifermarquez[/caption] コミュニケ
-
-
私の「決断パターン」診断
Decisions, decisions / garrettc[/caption] 高島徹さ
-
-
コーチを雇う理由、もしくはコーチの役目
為末大さんの文章がありました。 「なんの意味があるんですか?」と聞く新人が伸びない理由http
-
-
「課題」を「罰」にしない
Twitterにこのようなツイートがありました。 ~~~~~~ 今学期も何人かの学生から成績
PREV :
アカウンタビリティって、自分がやったことをすべて受け入れられるほどやるってこと
NEXT :
格付けと、空中浮遊、千里眼、壁抜けの能力