ファシリテーターは、「内容には責任を持たない」

公開日： 2011/05/03 : プロが使うコーチングMINI

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　仕事のプロのためのコーチング技術 MINI　2011/05/03
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　「あなたのセカンド・コーチ（次の成長のためのコーチ）」の若狭
喜弘「Yoshi（よし）」です。
　ファシリテーションという言葉はご存知ですか？
　ファシリテーターという言葉は？
　今回は、少し変えて始めてみました。
　ファシリテーションとコーチングは共通点が多いというお話です。
　まずファシリテーションです。
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ファシリテーション（英: Facilitation）は、会議、ミーティング等の
場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の
一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートす
ることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させる手法・技術・
行為の総称。
（中略）
また、会議の場などで、コンテンツ（議論の内容）に対して公平な立場
にたち、話し合いのプロセス（流れ）に介入してファシリテーションを
行う者のことをファシリテーター(Facilitator)という。
ファシリテーターにはファシリテーション技術もさることながら、参加
者または組織に対して良心に基づいた、達成イメージへの情熱と信念も
合わせて必要とされる。
（フレッシュぺディア
　http://wkp.fresheye.com/wikipedia/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
　より引用）
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　要は、「司会をすること」「会議の運営をすること」です。
　このことに触れた新聞記事もありました。
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根回しが済んでいる、ただ会議の姿をした通達会になったり、企画会議
と言いながら各人が企画を持ち寄ることなく雑談するだけで終わったり。
（中略）立場の対立が感情的なしこりとなって停滞するケースは珍しく
ない。
（中略）誰かしっかり仕切ってくれよ、という声が聞こえてきます。
（中略）ファシリテーションの観点をもって会社や地域に戻れば、こん
がらがった状況が見えてくる。一人ひとりの思いを生かして、協働する
道筋を作れるようになりますよ。
（朝日求人　堀公俊さん
　朝日新聞　２０１１年３月７日付朝刊より引用）
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　ファシリテーション技術の肝は、
　　　　・テーマや話されたことの本質を見抜くこと
　　　　・公平にとことん話を聴くこと
　です。
　決して、「自分が決めたゴールに導くこと」ではありません。
　　　　・各人が十分に話して、ミーティングの「総意」に、各自の本質が
　　　　　投影されていると感じられるもの
　が創出できれば、そのミーティングは成功です。
　基本的に、「内容に責任は持たない」が、「運営には責任を持つ」のがファ
シリテーターです。
　むしろ、内容については手放して眺めているだけくらいの方がいいかもし
れません。
　ファシリテーションの具体的な方法については、コチラのサイトも参考に
されてください。
　　　ミーティングで使えるちょっとした話法いろいろ
　　　http://www.ideaxidea.com/archives/2008/02/post_374.html
　　　（百式管理人のライフハックブログ）
　私（Yoshi：よし）的には、
　　　『ダンス・ウィズ・ウルブズ』（Dances with Wolves）は1990年のア
　　　メリカ映画。製作会社はオライオン・ピクチャーズで、監督・主演・
　　　製作はケビン・コスナー。
　のインディアンの対話の場面の方が、ミーティングの本質を表現している
と思います。
　１回のミーティングでは答えを出さないのですよね。
　全員一致ではないが、全員が納得行くいく結論を導いています。
　ぜひ一度ご覧ください。
　そうそう。
　コーチングも、「内容に責任は持たない」が「運営には責任を持つ」もの
です。
　（結果的には、内容にも責任を持つのですけれど。
　　「内容に責任を持つ」と、執着が起こります。）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭喜弘（Yoshi）
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