【No. 3】「研修いかがっすか～？」

公開日： 2010/02/05 : 「お宝」発掘(旧)

　若狭喜弘です。「Yoshi（よし）」とお呼びください。
　お店で、「研修いかがっすか～？」の言葉が何度も出かかったことが
あります。
　皆さんもないですか？
・席が空いているのに案内してくれなかったり、空席に食器が
　残されたままのファミリーレストラン。
・いくら呼んでも誰も出てこない店。
・大きなワゴンで通路を塞いで品出ししている店。
・同僚との会話で盛り上がっている店。
　皆さんは、「社員教育がなっていない！！」とお怒りになるのでしょ
うか？
　１年ほど前のこと、「研修いかがですか？」と手紙を書こうとかなり
思いました。
　そのときは、今以上に営業に対しては「即行動」ができなかったので、
そのままになってしまいました。
　ある「鯛焼き屋」さんの話です。
　新しく開店された直後で、うわさに上り、お客さんが詰め掛けていま
した。
　私が着いた時には１５人くらいが列を作っていたでしょうか。
　オーナーらしき男性とアルバイトらしき学生６名の誰もが一所懸命に
働いていましたが、列は長くなるばかりで短くなりません。
　お客さんの注文数が、鯛焼きを焼くスピードでは追いつかないようで
した。
　そのときの私の用件は、翌日受取れるように予約することが目的でし
た。
　でも、そんな状況ですから、レジの周りには人があふれていて、近寄
ることができません。抜け駆けさせないぞとばかりにブロックされてい
るような感じも受けました。
　その時は、それほど急いでもいませんでしたので、厨房の様子を観察
させてもらいながら、列に並んでいました。
　レジについたら、拍子抜けしたような顔で、でも笑顔で注文を受け付
けていただきました。
　翌日受け取りに行ったら、やはり長蛇の列でした。
　厨房を見ていたら、面白かったですよ。
　まだ不慣れなのでしょう、慣れない手つきで餡子をバットに移してい
る男性がいました。
　鯛焼きの周りを鋏で切りそろえている男性がいました。
　パッキング担当の女性は、鯛焼きの周りを切りそろえている男性とレ
ジの女性の間を行ったり来たりして待っていました。
　もちろん、このような状況ですから、電話番号が書かれていましたが、
つながりませんでした。
　素人オーナーが「イッチョ、やったろか！」とチェーン店に加入して
始めたお店らしさが見えて、微笑ましかったです。
　それはともかく、
　解決した方が良い問題がたくさんありそうです。
　さあて、あなたなら、どのような研修を提案しますか？
　もしくは、コーチであれば、何をしますか？
　一つの例です。
・オーナーの方に今の見えている状況を語っていただきます。
・改善したい課題を双方が出し合って解決策を話し合います。
・その時に大切にしたい価値観（経営理念）を改めて噛み締め
　ていただきます。
・実行するにあたって、障害になりそうなことと解決法を話し
　合います。
・その上で、お店に必要な研修内容、方法を相談します。
　「お宝」社員の発掘は、当人だけに働きかけても変わらないことも多
いです。
　「みんな一所懸命なのに、うまく回らない」ということもあるのです。
　また、解決法は、その人が知っています。それを引き出して、行動で
きない障害を除く手伝いをすれば、解決します。
　さて、あなたならどのように関わりますか？
【Question】
１．あなたがコーチなら、どのように関わりますか？
２．社内に同様のことは起こっていないでしょうか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭喜弘（Yoshi）
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《最新情報》
　京都チャプターで、２月に講演します。
　日本コーチ協会京都チャプターの例会のご案内
　お申込みは、Webサイト（ http://www.jca-kyoto.jp/）をご覧ください。
●２/２８(日)例会
　　テーマ　　「ほめる～あなたの気持ちを伝える～」
　　講師　　　Core Infinity Coach（自分の核心を受入れ、無限大の未来を引き寄せる）
　　　　　　　　京都チャプター副代表　　若狭喜弘氏
　　□日　時□　2010年2月28日（日）　13：30～16：30
　　□場　所□　ウィングス京都
　　□参加費□　会員1,000円　　一般2,000円
●３/２８(日)例会
　　テーマ　　「高齢者介護とコーチング」
　　講師　　　介護の現場にコーチングを活用し成果を出している施設長
　　　　　　　　　京都チャプター副代表　　真辺一範氏
　　□日　時□　2010年3月28日（日）　13：30～16：30
　　□場　所□　ウィングス京都
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