「欲があるから実現する」
公開日:
:
et cetera
まだまとまっていないからメール通信には書けないことなのだけれど、気になったことがあって。
欲があるから努力する。
努力をするから実現する。
すなわち、欲があるから実現する。
この3段論法は正しいでしょう。
だからこそ、
「モチベーションを持って、なりたい状態に突き進め」
などと言われるのでしょう。
でもちょっと待った。
「欲」とは、「今じゃない自分」のこと。
「今の自分」も、意識的にせよ、無意識的にせよ、望んで実現した姿。
だから、「現在は正しい」。
一方で、自分が望んだことであれば、「未来も正しい」。
その矛盾はどうやって解決すればよい?
「今の自分は、本当に自分が望んでいる自分ではない。」
と思って行動すると、大きく実現するだろうが、幸せだろうか?
いつまで経っても
「本当に自分が望んでいる自分ではない」
と思い続けていそうだ。
内面やプロセスはまったく違うが、
「欲から来る実現したいこと」vs「自然に向かっている目標」
外から見ると到達点は、同じように見えるかもしれない。
でも、見た目の幸せ感はかなり違いそうだ。
前者によって実現したら自分自身は、
「目標を達成したのに幸せじゃない。なぜだ?」
実現しなかったら、
「どれだけ努力してもたどり着けない。乗せられた!!」
と心から感じているのじゃなかろうか?
『目標達成の大きさと速度は、差が大きいほどに大きく、速くなる』
『子どものころ貧乏だったから、成功した』
という言葉を聞いて考えたこと。
※冷静に自分を振り返って、私(Yoshi:よし)は「欲」「劣等感」など振れ幅が非常に小さいんです。
「お金持ちになる」よりも、「心安らかに過ごせる社会にいる」ことに心が惹かれます。
豊かな地にいて、豊かな人と出会い、豊かなものを食べるためのお金、もしくは代わりになるものは必要だけれど。
この言葉をどのように受取ってもかまいません。
でも、「これもありだな」と思っていただけたらありがたいです。
「人の欲を刺激するのが商売の王道」であるけれど、・・・・
「物欲」は、まだかわいいかもしれないな。地球環境は悲鳴を上げるかもしれないが。
「人の心を欲し」始めたら、・・・・・どうだろうか?
「お互いの心を尊重しあう人の心を欲し」たら。
関連記事
-
-
茂木健一郎さんの「本気」論
茂木健一郎さんの「本気」論 http://kenmogi.cocolog-nifty.com/q
-
-
ワーク・ライフ・バランス
> ワーク・ライフ・バランス > 現代の標語 (折々のことば 選・鷲田清一) 「ライフ・
-
-
チームワークはどこにある? その2
Group Weight Lifting and Tug-of-War Event / prash
-
-
「主体性」についてあれや、これや
日本コーチ協会 京都チャプター 7周年記念セミナー 日 時:11月27日(日) 10:00~
-
-
「ほめる」「承認」は、「与える愛」「引き出す愛」
京都チャプター7月例会「部下のヤル気を上げるコーチング」の講師をしてきました。 公式の報告
-
-
「部下との向き合い方」ではなく、「自分の心との向き合い方」
「仕事のプロのためのコーチング」は、 仕事の上でのコミュニケーション方法の一種です。 コミュニケ
-
-
『コーチをコーチングしてコーチング力をアップするトレーニング』
『コーチをコーチングしてコーチング力をアップするトレーニング』 コーチングを学ぶために
-
-
「個人の能力を発揮させる人材開発」のための人事評価とコーチング
人事評価はもういらない 成果主義人事の限界投稿者 松丘 啓司 Facebookで紹介されている
-
-
体操部の練習で、鉄棒から落ちたら?
前の職場の先輩(男性)の話です。 大学時代、体操部でした。当時、外で鉄棒の練習をすることもあった
-
-
Web紹介『会議の参加者を当事者にする質問』
この記事のタイトルは、引用元から変えています。 正確には、 『「組織を変える」ときに引き起こ
PREV :
現状を再認識
NEXT :
茂木健一郎さんの「本気」論


