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五輪はロジカルな対戦

公開日: : プロが使うコーチングMINI

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 仕事のプロのためのコーチング技術 MINI 2012/08/09
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 コンサルタント(Consultant for you)の若狭 喜弘(Yoshi:よし)です。
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 「仕事のプロのためのコーチング技術」と言いながら、ノウハウやハウ・
トゥとしてのコーチング技術について、最近はあまり触れていないことに気
づきました。
    「これさえやれば大丈夫」
    「たった一つの習慣」
 などといった、都合がいいものがそうそうあるものではありません。
 といった事情もあるのですが。
 もし、一つあるとしたら、前回に書きました、
    『何があっても継続して関わり続ける、と覚悟を持つ。』
 が一番大切です。
 それが、新しいアイディアを生み、相手の成長を促すことになります。
 もちろん、その中で、
    『相手と私は別の人間である。』
 と気づき、それを受け入れた時に、真の成長が促されます。
 「仕事のプロのためのコーチング技術」について、今後も大切なことをお
伝えしていこうと思いますので、楽しみにお待ちください。
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 さて、今日の本題です。
 明日の未明にロンドン五輪「女子サッカーの決勝(日本×USA)」が行
われます。
 その前に、ぜひ書いておきたかったことがあります。
 一昨昨日の準決勝(日本×フランス)を、深夜、小さな画面で見ていました。
 見ていて思い浮かんだ言葉は
    『ロジカル(=論理的)』
 でした。
 将棋やチェスの盤面を上から眺めている気分になりました。
    「あそこに球を送ったら、相手の誰々が接近してきて、その隙にメ
     ンバーの誰が前に出て、一旦別の誰にパスを送って、すぐに前に
     出たメンバーにパスを回す。」
 といったことが行われているのが見て取れました。
 もちろん、そのために、
    ●正確に実行できるスキル
    ●時間内に実行し続けられる体力
 が必要です。
 さらに、将棋やチェスと同様に、定石(=決まりきったパターンの行動)
通りでは、定石に勝つ定石が研究されていますので、破れてしまいます。
 ですので、
    ●常に創造的であること
 が求められます。
 さらに、
    ●チームメンバーのうち、その行動に関わるメンバー全員で共通の
     情報を持ち、一瞬の迷いもなくその通り行動できること
    ●起こりうるパターンをロジカルに想定し、事前に対策を体験して
     おくこと
 です。
 これがまさに、『ロジカル(=論理的)』です。
 「心理戦」も『ロジカル』です。
 ところが、準決勝の実況中継のアナウンサー、新聞記事、Webニュース
などでは、全く触れられていません。
 コメンテーターや選手の談話には含まれていますが、アナウンサーや記事
の書き手はその『ロジカル』な判断や行動を深めようとする姿勢は全く見え
ません。
 結果から見て、選手の判断を批判することはあります。
 それはいけません。誰でもできることです。
 もし、選手をより身近に感じさせようというのであれば、
その瞬間のアナウンサー自身、記者自身の『ロジカル』な判断を選択肢とし
て示し続けて欲しいのです。
 勝負事の記事の最後には、
     『今回は、勝つことへの執着が、相手の方が勝っていました』
 などといった精神論でまとめてあることが多数です。
 もちろん、「ロジカル」に行動し尽くした後の決め手は、『勝ちへの執着』
でしょう。
 でもさらに、
 『勝ちへの執着』があるからこそ、『行動の選択肢』を思いつくし、動か
なくなっていた『身体が動き出す』のです。
 あくまでも、この2点はセットです。
 「精神論」「無理やり体を動かす」だけでは、勝負に勝つことはできませ
ん。
 もしかしたら、これはいま思いついただけの話なのですが、こんな前提が
あったのかもしれません。
    ・ロジカルに考えても、その通りに動き続けられるはずがない。
    ・ロジカルな動きとは、規則的な繰り返しである。
    ・選手が、(試合中に)ロジカルに考えられるはずがない。
    ・「苦しんで練習した」という体験のみが、試合での力になる。
 いつまでの精神論がなくならない背景に、日本社会このような潜在意識が
蔓延しているのかも。
 「プロ」「アマチュア」に関わらず、
 最新のトレーニング法研究や機材を使っている人も多いはずなのですが。
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 統計を取った研究ではありませんから、単なる印象にすぎませんが、
 これまで私が生きてきて、『ロジカル』であることはそれほど求められて
きませんでした。
 また、『ロジカル』さが求められた場では、ディベートとしての対立のた
めの『ロジカル』さが求められました。
 対極として、言い訳としての『ロジカル』っぽさはいつの時代もあったよ
うに思います。
 それらとは違うんです。
    ●同じ方向を向いて、
    ●一人の思考では見えなくなっている「ロジカル」さの破綻をとも
     にチェックし合い、
    ●精度を高めていく。
 このような、対話を通じての『ロジカル』さが必要なのです。
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 今回、「仕事のプロのためのコーチング技術」の中で、『ロジカル』さを
取り上げました。
 ビジネスの場で。もちろん、政治や企業運営の中で、
 『想定外』などという言葉を使うのは、
     『論理的に予見する能力が低かった/なかった』
 というだけの恥ずべき話です。
 もちろん、ということは、
     『行動する能力がなかった。備えていなかった。』
     『勝ちへの執着がなかった。』
 ということでもあります。
 最初に書きました。
    『何があっても継続して関わり続ける、と覚悟を持つ。』
 これは、あなたがそのチームの一人ひとりと関係を築きつつ、成果を出す
ための極意です。
 その上で、チームのメンバー一人ひとりがロジカルにアイディアを出し合
えれば、本当の成果を得ることができるでしょう。
 そのための「感情面から人間関係を築く」方法として、コーチング・コミュ
ニケーションがあるのです。
 今、日本で「ロジカル」は、あまり上手に使われているとは言えませんが、
だからこそ、オリンピックというスポーツの「ロジカル」さを観戦しながら、
日常の業務にどのように使えるか、考えてみてはいかがでしょうか?
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 ちなみに、日本チームが勝ったとしても、勝ったのは「その種目に出場し
た選手たち」です。
 観戦していた私たちではありません。
 私は、日本という国境が消える感覚がたまにあります。
 でも、誰を応援するかというと、日本からの代表選手になってしまう訳で
すが。
                  若狭 喜弘(Yoshi)
※『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
 私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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