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コーチングで陥りやすい罠-ビジネス編その11-~ラポールに深さがあるって?~

公開日: : 最終更新日:2013/12/10 コーチングで陥りやすい罠, プロが使うコーチングMINI

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 プロのためのコーチング技術 MINI 2011/03/07
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 「オープンマインド・コーチング」の 若狭 喜弘「Yoshi(よし)」です。
 今回よりタイトルを『プロのためのコーチング技術 MINI』と変更してお届
けします。
 『コーチングで陥りやすい罠』シリーズです。
 タイトルは変わりましたが、まだまだ続きます。
『ビジネス編 その11~ラポールに深さがあるって?~』
 『聴くの第一段階』は、「まず聞こうとすること」でした。
 『聴くの第二段階』は、「省略された結果の言葉から、出来事の事実と
             感情の事実を復元すること」
 『聴くの第三段階』は、「強力なラポールを築く」
 でした。
 今回は、『聴くの第三段階』のラポール(=信頼関係)を築いたあとで
行う『聴く』です。
 ラポール(=信頼関係)が本当に出来ていれば、何をやってもコーチン
グになります。
 単に、ふんふんと『聴く』だけでも。
 ちょっとしたことを『質問する』だけでも。
 思いついたことを『提案する』、もしくは『フィードバックする』だけ
でも。
 強力なラポールが築けた状態でのことです。
 ある対話の会に私(Yoshi:よし)が参加した際の話です。
 誰とも無く、
    「誰が言った」ということなく、
    誰かが言ったことと同じことを感じていたし、
    私が言ったことにその場のメンバーは「同じだ」と言ってくれた。
    誰の口から語られるのかに関わらず、心の底で同じものを感じて
    いることがわかった。
 と話しました。
 ここだけを取り出すと、かなり怪しく読めますが、同じような体験はあ
りませんか?
 つまり、
   ・長時間議論していたら、妥協ではなく、双方が満足する話にまと
   まった。
   ・長く一緒に生活している相手のかゆい所がわかった。
 このように、本当にラポールが築けたら、
   『自他の区別がつかなくなる』
 その状態では、
   ・話を聞いてジャッジしない。
   ・すべてが話し手の「私」の話である。
 となる訳です。
 すると、前回に書き出しました『人間観』
   ・人は常に現在可能な最善を尽くしている。
    (結果を見て、または他人からどのように見えたとしても。)
   ・人は効果的な変化のために必要なリソースを既に持っている。
    (リソースとは、「人生に使える資源」の意味。)
   ・誰かにできることなら、ほかの人にもできる。あとはやり方を知
    るだけ。
    (オリンピックで金メダルを取ることはできないが、走ることは
     誰にでもできる。)
   ・失敗はない。フィードバックがあるだけ。
    (「望んでいない結果」を「失敗」と言っているだけである。)
   ・すべての行動には肯定的意図がある。そして、すべての行動には
    役に立つ場面がある。
    (意識していないレベルでの選択、行動には、自分自身にとって
     肯定的な意味が必ずある。)
 は当然のことですし、さらに「それらを俯瞰して眺めている感覚」にな
ります。
 「信じる」とか、「当然」という言葉がむしろ、そうではない面に焦点
を当てているように感じられるほど、「信じて」いるし「当然」という感
覚になります。
   その状態で『聴く』をすると、話し手(=クライアント)はどう
   なるのでしょうか?
 そのような場は、『究極の安心・安全の場』です。
 「絶対に “肯定の場” 」ですからね。
 とすると、行動の制限になっている『意識』の部分は後退し、自分が感
じているそのままを素直に言葉にしだします。
 そして、話し手は、この『人間観』を真に理解して、使う段階になりま
す。
 話し手の心の焦点は
    『じゃあ、どうしよう?』
 に移ります。
 聴いているだけで、コーチングになるのです。
 と、と、と。
 コーチングの流れについては、稿を改めますね。
 今回の記事は、
 『聴くの第三段階』「強力なラポールを築く」
 がテーマでした。
 でも、「コーチングでコーチって何をすることなんだろう?」と思われ
たかもしれませんね。「問い」として、あなたにプレゼントします。
 まとめますと、
    『強力なラポール(=信頼関係)が築けたら、素の自分で聴くだ
     けで効果がある』
 です。
 もっとも、「ラポールを築く」までが大変なのですが。
 「コーチング技術」という意味で、ラポールを築くためにやっていただ
きたいことは、前回の3段階とあわせると、次のようになります。
   1.相手の信頼を得ようと努力する。
   2.ペーシングする。
   3.「人間観」を理解して、身体全体で納得する。
     「人間観」を十分に理解する。以前の理解度と比べて、深さが
     違うことがわかるまで、過去の体験を振り返ったり、これから
     の実践によって、十分に納得する。
   4.スポンサーシップ・メッセージを言葉で繰り返して身につけた
     あと、言葉を手放し、全身でその状態(話し手を、ありのまま
     承認する)になる。
 NLPでは、「スポンサーシップをもって二人の場を作る」といった言い方
をします。
 さあ、『聴く』をレベルアップして、クライアント(部下、新入社員、
同僚、上司、そして大切なお客様)と会話をはじめてください。
 そのような会話は、あなたにとって嬉しい気づくこと、学ぶことがたく
さん見つかるはずです。
 楽しみに会話をしてください。
[解説しよう]
 「スポンサーシップ・メッセージ」は、「聴く」では初めて出てきた言
葉なので、解説します。
 「私があなたを見るとき」の心の持ち方を表す言葉です。以下に例を挙
げます。
   ・私はあなたを見ています。
   ・あなたはここにいます。
   ・あなたには価値があります。
   ・あなたはユニークな存在です。
   ・あなたは歓迎されています。
   ・あなたは私達の仲間です。
 詳しくは、稿を改めて書きます。お楽しみに。
                  若狭 喜弘(Yoshi)
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