怒っている時に自分の中では

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　仕事のプロのためのコーチング技術 MINI　2013/08/12
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　生きる『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘（Yoshi：よし）です。

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　生きる『原点』を一緒に創るコーチの若狭　喜弘（Yoshi：よし）です。

　CI通信に「叱ること、怒ること」というテーマで書きました。
　（ http://views.core-infinity.jp/?p=939 ）
　（ https://pro.core-infinity.jp/?p=850 ）

　続編です。

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　正直に書きます。

　　　　「叱ったり、怒ったりするのはしんどいなあ」

　と思っていました。今でも思っています。
　だって、しんどいですよね。

　しんどくない人は、「自分のため」に怒っています。
　それは、周りの人の迷惑です。即刻やめましょう。

　いきなり重いです。
　「怒る」テーマは、書いている自分も重いです。
　でも、今日はこのテーマでいきます。

　単に怒りを爆発させるだけであれば、誰でもできます。
　相手にいかにダメージを与えるかだけを考えて怒りを爆発させたり、
周りの人や物のことを考えずに、ただ爆発させるのであれば、まだいいかも
しれません。

　けれど、「怒り」というのは、

　　　　・自分が「負け」の立場
　　　　・自分が「被害者」の立場
　　　　・自分が「弱い」こと

　を認めることです。

　「怒る」というのは、「そんな自分を強力に体験する」ことです。
　楽しいことではありません。

　一方で、「怒り」を行動のエネルギーにする人もいます。
　例えば、自分があまりに情けなくて怒り、トレーニングを重ねる動機にな
るなど。

　でも、「怒り」につきあわされた人や、「怒り」の対象者にとってたまっ
たものではありません。
　こんなマイナスのエネルギーと触れると、あまりいい気分にはならないで
すし、どーんと気分が沈んできたりします。

　「怒る」ことを止めておいた方がいいですね。

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　でも、怒るときにはしっかり怒らないといけません。
　叱るときにはしっかりと叱らないといけません。

　「怒りを我慢する」とか、
　「叱るのを手加減する」というのは、
　絶対にいけません。

　自分のためになりませんし、相手のためにもなりません。

　十分お分かりと思いますが、念のため。

　　　「怒りを我慢しない」
　　　と
　　　「感情にまかせて、いつでもキレる」

　とは違います。
　あくまでの前者の話です。

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　CI通信の「叱ること、怒ること」では、このようにお伝えしました。
　（ http://views.core-infinity.jp/?p=939 ）
　（ https://pro.core-infinity.jp/?p=850 ）

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　今回お伝えするのは、「叱り方の原理原則」です。

【中級まで】
　●お互いが、冷静に話せる関係を普段から築いておく。（信頼関係）
　●こちらとの共通の目標を持っていることを確認した上で、相手の生き方、
　　考え方を知っておく。
　●相手の生き方、考え方を尊重する。
　●相手の可能性、力を信じ、成長を待つ。
　●相手の過ちに、こちらが気づいていることを伝える。
　●相手が気づいていない過ちを伝える。
　●相手が望む目標への成長につながることを伝える。（相手の目標を知って
　　おく）
　●「我慢できずに爆発した」ような叱り方をしない。

【上級】
　中級までを、いつどんなときにも十分実践できるようになってから上級に進
む。
　●直感に従って叱る。
　●最大のエネルギーを出して叱る。
　●間違った叱り方をしたら、謝る。
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　「怒り」とは、自分の負けを認めていることだと承知した上で、

　　　「中級まで」は、怒りをコントロールすること。
　　　「上級」では、相手を十分に受け入れているので、むしろ怒りをコント
　　　　ロールしない。

　さあ、あなたはどっちの怒り方をしますか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）

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