「すぐには教えない,でも詳しく教える」
公開日:
:
最終更新日:2017/02/16
et cetera
リンク先は、高校数学の塾の先生の記事です。
タイトルだけでここの話は十分です。
「すぐには教えない,でも詳しく教える」
(リンク先のタイトル)
ある問題集は、問題集の回答欄には「考え方」と「解」のみ。
その代わり、別冊回答集には「詳しい解法・解答」が書かれているそうです。
これは、「主体性を引き出す」にも使える方法ですね。
コーチングではこの言葉をよく使います。
ケースバイケースということもあるでしょうから責められませんが、
「どうやって主体性を引き出すか」
について、腑に落ちる説明を聞いたことがありませんでした。
これかな。
と思ったのです。
問題を解いた答え合わせとして「解」は必要です。
まったく問題解決法がわからない時には、
一例として答えを例示することは有用です。
でも、その途中は、自分なりに考えてもらう必要があります。
その結果、最初に示した答えにならなくてもかまいません。
そして、その途中の方法や手段などの見当もつかない時には、
これまた一例として、詳しく提案するのはありです。
答えだけ欲しがって、教える人に依存してしまうのは、
自分自身を信用していないし、
何かを恐れているからでしょう。
一度、「問題を解く」ことから離れて
最初は「思考」だけでも構わないから、
「自分自身を信じられるところを挙げる」
「恐れることは大したことがない」
と理解してもらって、やってもらうことでしょう。
説明される側は、
詳しく説明してもらい、
「わからないこと」「自分の発想との違い」に納得して、
似たような別の問題にかかる
のがいいだろう、と思ったのです。
これもまた、主体性を引き出す方法のひとつです。
関連記事
-
-
「何かをしてあげる」のではなく、「一緒に歩む」
「あなたが『何かをしてあげる』必要はない。大切なのは『人々と一緒に歩む』こと」 (特派員メモ ルブ
-
-
ノーサイン野球を目指しますか?
山口)高川学園、「ノーサイン野球」掲げて挑んだ夏 - 高校野球:朝日新聞デジタルhttp://www
-
-
アカウンタビリティって、自分がやったことをすべて受け入れられるほどやるってこと
「主体的に動く アカウンタビリティ・マネジメント by ロジャー・コナーズ, トム・スミス, ク
-
-
「内からのメッセージ」と「自分ってどんな人?」
最近、このようなメッセージをお伝えしています。 ふと気づいたこと、意識で思考して出てきたの
-
-
[Webサイト]バカ褒めキーワード10
ほめ言葉の探し方。 こんなサイトがありました。 『バカ褒めキーワード10(藤原浩一)
-
-
「高専ロボコン」での人材育成
A robot and a robot head / tdeering[/caption]
-
-
コーチングは、「繊細に相手の変化をキャッチする」
京都チャプター7月例会「部下のヤル気を上げるコーチング」の講師をしてきました。 公式の報告
-
-
「魚の釣り方」を教える
記事中の坂東さんのことば “子供には、釣った魚をあげるのではなく、魚の釣り方を教えることが大切
-
-
「ストレートに意見を言う」 「人の心に土足で入らない」
> ストレートに意見を言ってきますが、人の心に土足で入るようなことはしない。スリッパを履いて入ってく
-
-
書籍「ナースのためのコーチング活用術」
ナースのためのコーチング活用術 日野原 万記http://astore.amazon.co.jp/
PREV :
「締め切り厳守、仕事は選ぶな」
NEXT :
チームのメンバーが違うことを前提にやることが、チーム力を発揮すること


