「リクエスト」する
公開日:
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プロが使うコーチングMINI
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仕事のプロのためのコーチング技術 MINI 2014/08/09
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あなたが今いる逆境を幸運に変えるコーチング 若狭 喜弘(Yoshi:よし)です。
京都チャプターの7月例会(勉強会)のテーマは、「リクエストする」でした。
「コーチング」と「リクエストする」って、あまり相性がよくありません。
というか、「リクエスト」「提案」「指示」「命令」は、コーチングとは別の世界の話です。
でもね、「人にやらせる」
もっとぶっちゃけた話をすると、
「子供に勉強させる」
「部下に仕事をさせる」
「部下を思い通りに動かす」
といった『人形遣い』系の目的でコーチングを学び始める方も多いのです。
実際は逆で、
「人に自主的にやらせるために、コーチングっていうのがいいらしい」
というところからスタートする人もまた多いのです。
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面白い話があって、
「もっと自主的に、主体的に考えろ」と、上司が命令した
というものもあります。
それくらい、
「人を操りたい。
俺が自主的に動くためには?俺はいいよ。十分だよ」
ということが多いのです。
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そんな人が含まれているグループに対して「リクエストする」ですから、細心の注意が必要です。
もっとも、京都チャプターのの参加者の中にはあからさまにそんな雰囲気を漂わせている方はいらっしゃらないので、安心なのですが。
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そろそろ本題に入らないと。
ともかく、「リクエスト」って、「小手先のコミュニケーションスキルで何とかしよう」と思う人もいらっしゃるので、
「同じリクエストでも、あなたのと私のは違うんだよ」
とお伝えしないといけないんです。
もちろん、魂が入ったリクエストであれば、
「直接、真っ直ぐ、端的に」
でもいいのです。
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でもそのリクエストは、
「クライアントが実現したいことを実現するために、
自分の意志だけでは弱気になる場合に、コーチが後押しする」
「根源の問題点を見ないふりしているのを指摘して、直視させる」
「まず一歩踏み出させる」
といったように、主語は「クライアント」であり、「クライアントが実現したいこと」です。
上司や親として割り当てたことではありません。
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では、上司や親として、「クライアントが実現したいことを実現させるため」だったら何でもいいのか?という話があります。
上司や親として、「希望・期待」「欲」ではないですか?
「クライアントのため」と言いながら、自分のエゴや立場的な利益を得るためではありませんか?
「クライアントが本当に実現したいこと」を一言も聞きもせず、引き出しもせず、何度も問いかけもせずに、決めつけていませんか?
「世間的に聞こえがいいこと」
「自分の欲を満足させること」
「社会でそれなりに認められていること」
ではありませんか?
そんなことを、本心が別にあるのに気づきながら言わせていませんか?
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コーチングは、この場合は「リクエストは」でも構いません。
『リクエストは、クライアントを100%信頼し、
やってきたことを100%肯定し、
考えていることを100%尊重したうえで、
クライアントに一番必要なことをリクエストする』
その上で、「リクエスト」「提案」「指示」「命令」をしてください。
スキルをお教えするような書き方をしてきましたが、「スキル」ではありません。
あ、いや、「スキル」と思っていただいても構いません。
そのスキルを使うための前段階の修行として、
『クライアントを100%信頼し、
やってきたことを100%肯定し、
考えていることを100%尊重する』
これができるようになってください。
常にこれができているか、
もしくは、「今、この状態からこっちの方向にこれくらいずれたなあ」と自覚できるようになることです。
第1段階としては、「常にできるようになる」
第2段階は、「ずれることがあることを受け入れ、ずれを自覚できるようになる」
第3段階は、「ずれたことを、クライアントに伝えて、正直な対話をできる」
第3段階は、「自分の感情に正直」だし、「クライアントにも正直に接する」ことです。
その結果、クライアントは、「自分の状態に正直に向き合う」ことができるようになるのです。
このときに「リクエスト」するとどうなるか?
絶対に安全な環境ですし、自他の区別がありません。
とても効果的なのです。
結果的に、
「直接、真っ直ぐ、端的に」
なるというお話でした。
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スキルのお話も書いておきます。
私(Yoshi:よし)が「リクエストする」としたら、
話をよく聴きます。
できるかできないかは別にして、いろいろなアイディアを出してもらいます。
「簡単にできるかどうかは別にして、
一番効果的なことは何?」
と質問した後に、その答えを行動に移すことを「リクエスト」します。
もしくは、
「今挙げたこと全部をやるとしたら、どんな順番で取り組んでいきますか?」
と質問した後に、リクエストします。
大概の場合、ここでで出て来る答えは、
「わかっているけれど、腰があげられないこと」
なんです。
こんな時こそ、コーチの役目。
きちんと背中を押してあげましょう。
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コーチングってさあ、スキルも大切なんだけれど、
『クライアントを100%信頼し、
やってきたことを100%肯定し、
考えていることを100%尊重する』
『そして、コーチが、自分の状態に正直になる』
これなんですよね。
これだけわかればコーチングって簡単です。
こんな、本当のこと、核心のことをサラッと言うから
「スキルを学びたい人」
は、「もっと高尚なこと」「テクニックがあるに違いない」と思って、私の前を素通りして他の人のところに行っちゃうのです。
若狭 喜弘(Yoshi)
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私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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