【No. 25】ゴールに到達したい?
公開日:
:
「お宝」発掘(旧)
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「お宝」社員は会社を変える【第 25 号】 2010/12/02
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「自分らしく100%表現」の 若狭 喜弘「Yoshi(よし)」です。
コミュニケーションや心理学を学んできたコーチである若狭が、職場
で部下や同僚の方に本来の能力を発揮していただくために「あなたがで
きること」のヒントをお伝えしていきます。
《ゴールに到達したい?》
今回は、がんばっても届かないゴールのお話です。
先月(2010年11月)に、こんなTweetをしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ゴールに到達しない理由は、今やっていることの先にあること(=人生
の方向や目標)を考えていないし、それを自分のものとも思っていない
(=コミットしていない)ことだと、やっと気づきました。いえ、これ
は小学生の話です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このような公の場に書いていいのかわかりませんが、私(Yoshi:よし)の
体験談ということで。
小学生相手のロボット教室の講師をしています。
1か月に2回のクラス(90分)があり、その2回でテキストに沿って1
つのロボットを完成させます。
中には作業の早い子もいるし、じっくりと作る子もいます。
レゴのようなブロックを揃えるのを面倒がる子もいれば、そもそもテキス
トを見ながら作ることが好きじゃない子もいます。
簡単すぎてつまらなそうな子もいれば、難しすぎて最初の数ページも自分
だけでできなくて投げ出してしまう子もいます。
だから、時間内で作り上げるので精一杯だったり、完成したら別のことで
遊び始めたり、といった子達が一部現れます。
もちろん、すべてが学びだし、ロボットアニメの変形のような「改造」に
勤しむ子達もいるといったように、すべてはOKなんですが、テキストの内容
通りに作ることをゴールと思っているように感じます。
もう少し先をゴールに思う子達をまだ感じません。
「なんでかなぁ?」と思ったんです。
もちろん、「生徒さん勧誘時の塾の説明」と「生徒さんの思い」が違った
のだろうと思います。
子どもたちって、真っ直ぐで「あのブロックでロボットを作りたい」とい
う思いだけですから、塾の説明なんてほとんど聞いていませんし、実際に手
を動かしてみないと、本当のところは何もわからないです。(頭で考えるこ
とは、実際に手で感じることの何10分の1でしょうね。)
でも、ここからが講師の役目です。
彼らが今持っていないものは、
・今やっていることの先にあることは何か?
・自分の人生の、何のためにやるのか?
・人生に役立てるために、今何をしたらいいのか?
・これらは、自分の責任で考え、感じるものであるという当事者意識
がない。
・少なくとも、「早く動かすには?」といった物理学の仕組みを改造
に活かす気持ちがまだない。
などです。それが、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ゴールに到達しない理由は、今やっていることの先にあること(=人生
の方向や目標)を考えていないし、それを自分のものとも思っていない
(=コミットしていない)ことだと、やっと気づきました。いえ、これ
は小学生の話です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
という言葉になりました。
でも、どこにでもある話ですよね。
堅い言葉で言うから途端にわからなくなるのですが、
『人生の方向や目標を持つ』
『それにコミットメントすること』
この2つは大切です。そうそう、
『適切なサイズのゴールを認識すること』
も大切です。
これらは「ワクワク・ドキドキ」という言葉をつけて表すと気分的にわか
りやすくなって、
『ワクワク・ドキドキする、大きすぎず、小さすぎないいい感じのサ
イズのゴールを持つ』
『ワクワク・ドキドキする人生の方向性を感じる』
『ワクワク・ドキドキする人生の目標を持つ』
『ワクワク・ドキドキする人生の方向性や目標に、自分への責任と約
束を感じる』
どうですか?
これらを持っていますか?
持つこと以上に大切なのは、これらを語ることです。
信頼できる仲間や家族に語ることができれば、それ以上のことはないでしょ
う。
さらに、それらをメンターと思う人や出資者に話せれば、人生をグッと引
き寄せられます。
もし、それができなくても、「コーチ」と呼ばれる人や、話をきちんと聞
いてくれて、適切なフィードバックをいただける人に語ってください。
頭の中で考えているだけでは発想は飛躍しません。
ノートなどに書いてもOKです。ですが、「言葉にして口から出す」と不思
議なことに、書いていること以上の新しい発想を得ることができます。
語ることは方法です。ぜひ
『適切なサイズのゴールを認識すること』
『人生の方向や目標を持つ』
『それにコミットメントすること』
をあなたの手にしてください。
それが、ゴールに到達する方法ですし、あなたの「自分らしく100%表
現」にも繋がります。
そうそう、こんなことを思ったので、新しく通い始めた生徒さんの最初の
クラスでこんなことを問いかけました。
・将来なりたいものは何?
・そのために、このロボット教室で何をしますか?
彼らが忘れないよう、常にアップデートできるよう、常に問いかけていき
たいです。
それにもしかすると、何かの「臨界点」が今後やってくるかもしれません。
彼らより次元の高い視線で場を講師として作り、保ち続けると、何かが起こ
るかも。
それは、私(Yoshi:よし)の力量を問われることにもなりますね。
[解説しよう]
この記事では、下記のような意味で言葉を使いました。
ゴール:「~を作るぞ」「~をやるぞ」「~に到達するぞ」などの、終わっ
た後に形としてわかるもの。人によっては「~を始めるぞ」とい
う人も居るでしょうが、始めるまでの障害や片付けるものを先に
整理してください。
人生の方向:どんな仲間と、どんな場所で、どんな会話をしているか?具
体的でなくても、「心地よさ」を感じる方向、つまり周りに何も
なくても、方位磁石の針は1方向を示しています。そんな方向感
覚です。
人生の目標:「人生の方向」から歩を進めて、さらに具体的なもの。ただ
し、具体的であればあるほど、「欲」を反映したものになってい
ることが多いので、常に「自分の中心」に問いかけ続けてほしい。
【Question】
1.職場では、どのようなコミュニケーションが行われていますか?
2.あなたがコーチなら、どのように関わりますか?
若狭 喜弘(Yoshi)
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《最新情報》
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募集定員は、毎月5名様までとさせていただいています。
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・開催日:2010年12月14日(火)
・時 間:19:00~20:30(←開始時刻を遅らせました)
・場 所:Suisei Kitchen(JR草津駅東口側)
http://r.tabelog.com/shiga/A2502/A250201/25000348/
もしくは、
KENT HOUSE(JR草津駅西口側)
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●1/23(日)例会
テーマ 「コーチング基礎講座」第1回
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講師 京都チャプター副代表 井上泰世氏
□日 時□ 2011年1月23日(日)13:30~16:30
□場 所□ ウィングス京都 2階 セミナー室A
□参加費□ 会員2,000円 非会員3,000円
□対 象□ コーチングを初めて学ばれる方
コーチングの基本からおさらいしたい方
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