目立った能力が無いように見えるけれど「要(かなめ)」の人に
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et cetera
『「普通の人はいつでも交換可能なコマみたいなもの」とは、どうしても思えない。
http://blog.tinect.jp/?p=19917 』
ストレングス・ファインダーの「適応性」の話と思います。
~~~~~~
どこに行っても、
上の人が大変苦労していると、
その人自身の視点から考えて、
「ほかのメンバーの仕事は誰でもできる。
交換可能。」
と思ってしまいます。
そして、
「俺のやっていることは、俺しかできないけどな」
と。
自負心を持つのは大切なことです。
でも、冷静に見ると記事にあるように、
「極端な話、スティーブ・ジョブスもビル・ゲイツも交換可能だったのだ。彼らが引退しても、会社は回っている。」
(リンク先より引用)
違う人がしたら、
違うプロセスになって、
若干違う結果になるかもしれないけれど、
ほかの人にとってはどちらでもよくて、
自分に都合がよいものが提供され、
都合が悪いものが出てこなければそれでよいのです。
無いものを選ぶことはできないし、
「無いものが欲しい」という消費者はいません。
何かの商品でも、サービスでも。
強いて言えば、
商品企画に携わる人だったり、
研究者だったらあるかもしれませんが。
その場合は、自分で開発しちゃいます。
~~~~~~
一方で、
「居ても居なくてもいい」
と思われている人も、
「見えないところの要(かなめ)」
になっていることがあります。
~~~~~~
逆に、飛び抜けた能力の人が抜けても、
人数と時間をかけたら同じことができたり。
ということは、その人がいなくても構わないということです。
3倍の能力がある人に2倍の給料を払っていたとしたら、
その人が抜けたら会社にとって損になりますが、
それはきちんと3倍の給料を払っていないといけないという話で。
~~~~~~
話を戻して。
「目に見えない要(かなめ)の人」は、
おそらく自然に自分なりの精一杯をしているだけなので、
「アピールしなきゃ」
などという話ではありません。
周りの人が、特に上司や経営者が、
きちんと見抜いて
きちんと評価しないといけない、
そうしてほしいと、僕は思うのです。
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