チームワークはどこにある? その4
公開日:
:
最終更新日:2014/09/08
et cetera
Core infinity 通信に
「Vol. 74 [チームワークはどこにある?] 」
を書きました。
( http://views.core-infinity.jp/2014/09/team-work/ )
「仕事のプロのためのコーチング技術」にも大切なことですので、
何回かに分けて掲載していきます。
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だからといって、
「責任感なく、最後までやりきらない」ことを甘やかしていいという訳ではありません。
自分の能力の限界を見極めず、
自分の能力の限界を超えるチャレンジをしようとせず、
お膳立てを求め、
自分の責任範囲を一人の判断で限定して、チーム内での責任をを引き受けない
ような人の「ヘルプ」をそのまま助けては、その人の成長をむしろ阻害します。
このような場合は、
●誰の領域のことかを理解させる。(自分の領域、他人の領域、神の領域)
●個人の立場、チームの立場、相手チームの立場など、視点を変えて考えさせる。
そのために、「話を聴くために向き合う」ことも大切です。
やはり、心の片隅では、「チームとして、1回も負けてはいけない」と思うのは当然のことですが、
チームメンバーの成長ため、「1回の負けを学ぶ場にする」判断をすることもアリです。
実践の中でしか学べないこと、
実践の緊迫感の中でしか気づけないこと、
というものもあるのですから。
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チームワークを発揮するときに必要な能力は、
●周りを見る観察力のレベルや観察の仕方
・・・・・・「センサーを持つ」という言い方もします。
●気づくこと
●その瞬間に身体が動くこと
・・・・・・厳密には、「行動すること」ではありません。
「行動」は判断するのでタイムラグがあります。
まるで武術のようです。
審判がいる試合の場ではなく、敵が何人いるかもわからない、試合開始も終了も合図がない、危険地域での戦いのようです。
そう。
「チームワークある行動」は、思考せずに、状況を理解し、身体が反応することです。
「思考している人」は、「できない理由」「やらない理由」を思考しているものです。
「思考せずに身体を動かす」には、
心のトレーニングが必要だし、
チーム内での信頼関係があること
チーム内での信頼関係に疑問を感じない程度に信頼していることが前提になります。
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