(再録)コーチの優しさは厳しさも含む
公開日:
:
プロが使うコーチングMINI
「クライアント力」
この言葉を探して自分のBlogを探していたら、この記事にあたりました。
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仕事のプロのためのコーチング技術 MINI 2013/05/20
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『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘(Yoshi:よし)です。
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生きる『原点』を一緒に創るコーチの若狭 喜弘(Yoshi:わかさま)です。
今回は、「コーチングは、クライアントのクライアントを考えよう」とい
うお話をします。
コーチングは本来、
「コーチとクライアントが、これからコーチングをする、という約
束のもと、コーチングをすること」
というものです。
これが、現実の生活ではなかなか難しい。
あなたがプロのコーチからコーチングを受けるときにはこの通りなのです
が、あなたが職場や家庭でコーチングをする時/使う時には、このような条
件を満たせません。
●クライアント側が、コーチングは何をすることなのか、十分にわ
かっていない。
●クライアントが望むコーチングと、コーチが提供するコーチング
の側面が違う。
●クライアントは、コーチングではなく、別のものを望んでいる。
こんな状況があります。
ここで、
「コーチとクライアントが、これからコーチングをする、という約
束のもと、コーチングをすること」
なんて、言ってしまっては、話が終わります。
「コーチングの考え方」や「コーチング・スキル」を使って目の前のでき
ごとを変えるには、このずれた状況からスタートするしかないのです。
何がずれているかと言うと、目の前の状況ではなく、
「コーチングの理想形でやろうとしている自分自身」
です。
「コーチングで学んだ/気づいた人間観」が大切と感じるのであれば、そ
れをベースに『成果の出る形』を探す必要があります。
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もっと、切実な話をしましょう。
コーチングは相似形のサービスです。
どういうことかというと、
『コーチングを受けた形を、実際の目標達成の場で、関係者にコー
チングをする』
という構造があるのです。
「こういう場合がある」というのではなく、すべてこうです。
自分が学んだこと、体験したことしか、できません。
とすると、あなたがプロのコーチとのコーチングでは何の問題が無くても、
あなたのクライアントが『コーチングを望んでいない』
という状況は普通にあります。
いわゆる『コーチ』と看板を揚げている者(=プロのコーチ)は、「コー
チングを望んでいない人」とのコーチングをやる方法をクライアントと一緒
に考えていく必要があるのです。
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もっともっと、切実な話をしましょう。
学校の先生や企業の管理職がコーチングを学びます。
●教室やチームをきちんとコントロールしたいから
●生徒さんや部下を、何とかしてあげたいから
そんな環境で、コーチングをしようと思っても、相手は「コーチングをし
て欲しい」なんて思っていません。
「一番何をやりたい?」なんて聞かれたら、「勉強したくない」「仕事し
たくない」という本音を出すのみです。
もっとも、それが本当の『本音』かというと、違うと思いますが。
過去のコミュニケーションの中で、
「本当の自分自身の心の中を出して、心から願う夢を実現する」
といった経験をほとんど積んできていないので、「楽をする」という「一
番やりたいこと」しか出てこないのです。
その結果として、「わがままを言わせるだけ」となるのです。
※補足
クライアントの「クライアント力」を、コーチはクライアントともに育て
ていく必要があります。
「コーチングで、何を得るために、何をするか?」
これを体験的にお伝えするしかありません。
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としたら、コーチングを知りたい、使いたい人には、理想通りにはいかな
い壁があることを最初に伝える必要があるのです。
●コーチングは、目標達成のためのものである。
ですが、クライアントのクライアントは、
●「目標」が明確でない人がいる。
●「目標」が、休む、酒を飲むなど「快楽」しか出てこない人がい
る。
●「目標」が、旅行に行くなど「非日常」である人がいる。
●「目標」が、今できていないことの「裏」の表現でしかない人が
いる。
という現実があることを教える必要があります。
また、クライアントが実現するための方法として、
●ズルをする
●人のものを奪う
●出し抜く
●考えないで、正解を知ろうとする
●常識や世間や平均像に縛られる
を選ぶ時があります。
これは、人間の本質なんです。
でも、このことを伝えていただいたことに感謝しつつ、「そんなことでは
絶対に目標は達成しない」と伝えきる必要があります。
胸に手を当ててください。
私もあなたも、そういうところを持っていますよね。
もしくは、真正面から向き合っているような言葉を使いながら、
「理想論ではできないよ」
と、うそぶいたりします。
コーチは、これらと向き合っていかないといけないんです。
※「人間は3か月の目標求められると非日常を追求すると南雲医師
http://news.nifty.com/cs/item/detail/postseven-20130506-185301/1.htm 」
より、視点をいただきました。
※補足
私(Yoshi:よし)は、
「目標」とは『心から実現したいと望む、自分らしい生き方をして
いる日常の姿』
と考えています。
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コーチは、「すべてを受け入れる、やわらかい場」をつくりつつ、
「クライアントの心の中にある、ズルしよう、人をだましてもい
い、自分に有利なように人を動かしたい、といった感情に “NO”
と言いきる」
ことが必要なのです。
それは、倫理観です。
でももっと深いところでは、
●人は、望んだことは必ずできる。
●人は、誰もが常に精一杯している。
●人は、誰でも愛されたいと思っている。愛されている。
●人は、誰でも愛したいと思っている。愛している。
といった、人への深い信頼を持つことなのです。
そうであれば、
「目標を見据え」
「クライアントを信頼し」
「人の道を外れそうになったら、全力で阻止し」
「目標を達成したら、一緒になって全力で喜ぶ」
ことができます。
いうなれば、これは、
『コーチの覚悟』
です。
コーチが覚悟をすれば、やることが見えてきます。
●叱る
●厳しい現状のフィードバック
●感じたことを伝える
●目標を思い出させる
●愛する
コーチがすることは、コーチングだけではないのです。
別の言い方をすると、これらも含めて、コーチングです。
若狭 喜弘(Yoshi)
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