OTJでも、「できるようになったことをフィードバック」
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et cetera
先日、このような記事を書きました。
『Vol. 81 [仕事をしながら指導するのは難しい!]
https://pro.core-infinity.jp/2015/04/guide/ 』
OTJ(仕事をしながらの人財育成)は、どうしても失敗を指摘しがちになるよね、というお話でした。
それに対する、一つの回答がWebにありました。
『「自分の意見を伝えられる子どもに育てる」
【第5回】子どもの意見には「加点思考」で接するべき
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43035 』
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減点方式でフィードバックすると、
何をやったらいいのかわからなくなって、
「試みてみよう」という気持ちさえなくなって
最後には、立ち尽くしてしまうが、
加点方式でフィードバックすると、
応援されている感覚にも助けられ、
必ず目標に到達した。
(上記Webサイトの内容を概略まとめた)
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という小学生の例が書かれていました。
人間って、年齢がいくつになっても変わりません。
そういえば、2015年の年明けごろだったでしょうか。
「家事ハラ」という言葉が出てきていました。
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意欲はあるものの夫の家事がうまくできていない現状を
顕在化させる広告表現として‘家事に対する何気ないダメ出し’のことを「家事ハラ」とネーミングして使用しております。
(妻の家事ハラ白書
http://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/kajihara/index.html/
より引用)
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ダメ出しは、やる気を削ぎます。
負けん気で、一度は完ぺきにやり遂げるかもしれませんが、
おそらくその一度だけです。
もっとも、その「完璧」でも、ケチをつけるところはいくらでもあるので、結局褒められることはありません。
もしくは、褒められはしないけれど、けなされもしないように、「そのことについて言うな」と口をふさいでしまうかもしれません。
やはり、やる気を出させ、継続させ、スキルを身につけてもらうには、『やったこと/できたことを認める』です。
別に、芝居がかって大げさに褒めたり、
「導こう」と何かの意図を持って誘導しようとしたり、
「もう、私はやらないから、よろしく」と、一方的に宣言するのではありません。
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目的は、
「自分の分身をつくることではなく、
2人で最低2人分のことをできるようになる」
「一人になってもできるようになる」
「さらに人を育成できるようになる」
という3つです。
これらを忘れがちです。
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ポイントは、
「褒める」
ではなく、
「できるようになったことを認めて伝える」
です。
自分がそうして育ててもらえなかったからってひねくれるのではなく、人材育成をしたいというのであれば、効果的な方法で育成してください。
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