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管理職に必要な異文化間能力

公開日: : 最終更新日:2012/12/22 プロが使うコーチングMINI

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 仕事のプロのためのコーチング技術 MINI 2012/12/21
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 コンサルタント(Consultant for you)の若狭 喜弘(Yoshi:よし)です。

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 一般社団法人 クリエイティブ・コーチングジャパン発足2周年イベントが、
10月21日に大阪で開催されました。
 (あっという間に2か月前。懐かしい話題で申し訳ありません。)

 「仕事のプロのためのコーチング技術」としても役立つ内容がありました
ので、ぜひとも書こうと思って温めていましたら今になってしまいました。

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 そのイベントでは、ICFジャパンチャプター設立メンバーのアンソニー・
クルカス氏が講演をされました。
 いろいろなお話をしていただいたのですが、印象に残っているのはこの
話です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 経営者や管理職へのエグゼクティブ・コーチングをするには、以下の3点
が重要である。

    ・コーチング・スキル
    ・ビジネス能力
    ・異文化間能力
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 もともとは、多くの国で活動する企業、従業員の国籍が多様な企業が増え
てきている。
 そのような企業で、企業トップとして、または管理職へのコーチとして、
必要な能力、視点として挙げられたものです。

 私(Yoshi:よし)は、『異文化間能力』に一番興味を惹かれました。

 もちろん、多国籍企業ですから、国ごとの文化が異なり、それを全体とし
て売上げを上げていこうというのですから、経営者や管理職には『異文化間
能力』は必要です。

 でも、そんなレベルの話ではこのメール通信、ブログでは取り上げません。
 第一、多国籍企業、多国籍従業員の企業の方だけがお読みではありません
し、むしろ日本人だけという企業もまた多くあります。
 そのような日本人だけの企業の方にも参考になると思って記すものです。

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 私の若いころは、20代の若者を『新人類』などと呼ばれたものです。
 その言葉に実感はありませんでしたが。

 いつの時代も、現役バリバリで働いている世代からすると、10代の若者、
10代後半から20代の学生や新社会人のことは、自分たちの延長では考えられ
ない、理解しがたい世代だと感じられているのです。

 もっとも、その若者も、年を重ねるにしたがって、同じことをその時の若
者に感じるようになるわけですが。

 ということで、

    「現役バリバリで働いている世代と若者には異文化ギャップがある」

 という訳です。

 実は、これは年齢の違いというだけではなく、

    ●今働いている業種とは違う業種
    ●同じ業種でも、今働いている会社とは違う会社
    ●同じ会社でも、今働いている職種と違う職種

 では、違う文化があり、そのままでは互いに日本語は通じるけれども、理
解し合えない状況になるのです。

 なまじっかに日本語という言語が通じるだけに、イラつきますよ。

   「同じ日本語を話すならば、俺と同じことを感じ、考えているはずだ」

 と無邪気に信じているのに、そういかないのですから。

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 かつて街中で不思議な気持ちになったことがありました。

 大阪の車がほとんど入ってこない路地を歩いている時でした。
 向こうから、携帯電話で話をしながら男の人が歩いてきます。
 日本語ではなく、どこかアジアの言葉でした。

 思わず思ったこと。

    「携帯電話って、日本語じゃなくても通じるんだ」

 しばらくしてからよく考えると、電話での会話が言語によって通ったり通
らなかったりする訳はないのですが、一瞬、ふとそんな変な感覚に襲われた
のでした。

 こんな風に、無邪気に無条件に、

    『人は自分自身と同じ考え、文化背景を持っている』

 と思ってしまっているものなのです。

-------------------------------

 今回の話は何をお伝えしたいかというと、

    『コーチングは、このような異文化間コミュニケーション能力を高
     めるために使われる』

 ということなのです。

 人間は誰しも「固定観念」や「思い込み」「絶対にこうするという、正し
いことの決め事」を持っています。

 それは仕方がないことです。
 それを持たない人はいませんし。

 でも、仕事をしていれば、

    ●今働いている業種とは違う業種
    ●同じ業種でも、今働いている会社とは違う会社
    ●同じ会社でも、今働いている職種と違う職種

 という文化の異なるところと上手にコミュニケーションする必要がありま
す。

 「仕事のプロのコーチング技術」をお読みいただこうと想定している読者
の方は、

    社内で責任ある立場で、
    ・若者の部下を持ち
    ・社内のほかの職種の人と交渉し、
     (例えば、営業の人が経理と会話するなど)
    ・同業他社と交渉し、
    ・他業種の会社に商品を納入する

 といった、『異文化とのコミュニケーション』を上手にやる必要がある人
です。

 で、どうやったらできるか、ですか?

 意地悪ではありませんが、正解はありません。
 あなたが見つけるしかないのです。

 見つけるときに、コーチングが有用ですよ、というお話です。

 一つヒントを書いておきますと、

    『自分の価値観や判断を脇に置いて向き合うこと』

 です。

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 人は本来分かり合えるものです。
 信頼し合えると思っています。

 それを邪魔するのが、価値観であり、自分の判断基準なのです。

 それをちょっと緩めてみませんか?

 それでも納得いただけない方へ。

 これは、あくまで仕事です。
 あなたの人格の話ではありません。
 仕事です。ビジネスです。
 仕事だけの話だと思って、割り切って取り組んでみてください。

 それでもなお納得いただけない方へ。
 つべこべ考えるなら、それはもったいないことです。
 トライ・アンド・エラーで、まずはやってみてください。
 若手にも、「まずその通りやってみろ」とおっしゃっていますよね。

 そして、
 これを実行できると、とてもいいことがあります。
 人生が豊かになります。
 視点が広がりますから、すべてに優しいまなざしで眺められるようになり
ます。
 それは幸せで、豊かな人生を得るための大切なコツです。

 そして、順序が逆のようですが、
 なぜか仕事がうまくいくようになります。
 「悩み」は、「チャレンジすべき課題」となります。

 『異文化間の橋渡しをする』そう思うと、あなたがやるべきことが見えて
きませんか?

                  若狭 喜弘(Yoshi)

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 私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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