相手を試す

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　仕事のプロのためのコーチング技術 MINI　2013/03/19
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　『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘（Yoshi：よし）です。
　「よし」もしくは「わかさま」とお呼びください。

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　「素の自分をさらけ出せる場『原点』を一緒に創るコーチ」としてお伝え
したいこと。

　今回は、「相手を試す」について綴っていきます。

　人は試します。

　物を試用する。
　自分の力を試す。

　という「試す」もありますが、最も多いのは、
　人は、「人を試す」です。

　どんな人なんだろうか？
　自分に合う人なんだろうか？
　この人といると得なんだろうか？
　自分と敵対する人なんだろうか？

　ありがちな話です。

　もっとよくある例でいえば、恋愛では絶対にやりますね。

　「自分が不安だから」

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　私（Yoshi：わかさま）がとことんまで応援したい人
　それは、『原点』を持てずに、あるいは感じられずに、「のたうちまわっ
て」いる人です。

　ジャンプをしようにも、足元がグラグラどころか何もなく、「先のこと」
「やりたいこと」を考えるよりも先に、「まずは最初に足元をしっかり造ら
なきゃ」と思っている人です。

　そのような人個人には、何の責任もありません。
　たまたま、子どもの頃に、自分の望む愛が与えられなかったというだけで
すから。

　本当に応援したいのです。

　それは、私自身だからです。
　でも、私はコーチングから入っていろいろなことを学び、やっと『原点』
の造り方を知り、ジャンプする方法を見つけました。

　応援したいあなたにも、これをお伝えしたい。
　そして、周りの方にも、十分理解していただきたいと思って書いています。

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　話を戻して。
　『原点』を持たない人にとって、「試される」ことは非常につらいことで
す。
　試される以前に、自分の事を必要以上にさらけ出し過ぎていたり、記憶か
ら抜け落ちて過去のことをすっかり忘れているだけなのです。

　それ以上は「何もない」のです。
　忘れていることは、丁寧に引き出していけば出てきますが。
　「試し」ても、何も出てきません。
　意識のレベルでは、隠していませんから。

　「試す」ということは、「本心を知りたい」ということですし、
　さらに「本心を隠されていると感じている」というメッセージでもありま
す。

　だから、つらく、悲しくなるんですね。

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　メール通信とブログ「プロのためのコーチング技術」読者の方にも向けた
文章ですので、「コーチング技術」という視点で、まとめていきます。

　仕事の上の、パソコンや現場など専門的な技術の有無について試すことは
どんどんしてください。
　ただし、公平に、その目的を示したうえで試してください。

　自分が持っている技術は、「自分自身ではない」ので、冷静に対応してく
れます。
　ただし、「本当に技術があるのか？」と疑われるのはいやだなあ。
　心に比べて技術は、点数化、資格化しやすいものです。
　わかりやすいですね。

　ですが、「技術」って、際限がありません。
　０か、１かではなく、０と１の間に無数のレベルがあり、１の上にも無数
のレベルがあって、どこまででも高くなります。
　そして、「自分は頂上の技術を持っていない」という自覚があるのです。

　試すのではなく、「今やりたいことに必要な技術レベル」を伝えてくださ
い。
　そのようなレベルは軽々と超えているはずですし、目標を必要以上に適え
てくれるはずです。

　「自分の技術レベルの嘘をつく人」に対しては、心に『原点』をつくれる
よう助けてあげることを優先してください。
　（別の機会に書いてお伝えします）

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　心については、細心の注意を払ってください。
　「感じていること」「思っていること」については、

　　　『試さないでください』

　試す必要はありません。
　必要なことは、求めればすべて語ってくれます。

　意図を隠して試すと、

　　　　　・本当の意図を探る
　　　　　・勘ぐる
　　　　　・自分の欠点のみに意識が集中する

　ことが先に出てきて、求めていることを満たせる人であったとしても、外
からの見た目で「目的に適わない」と判断してしまいます。

　それは、あなたにとっても、相手の方にとっても不幸なことです。

　お願いしたいことは、その人を試さず、その人の心の中で『原点』がつく
れるよう、そして『原点』をよりしっかり成長させ、いつも確実に感じられ
るよう、一つ一つ成功体験を積み重ねられるようにしてあげてください。
　成功体験を得るサポートをするために、「コーチング」は有効です。

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　ここまで書いてきて、ふと気づいたことがあります。

　　　　「人を試す人は、その人自身も『原点』がない、もしくは不安定」

　かもしれません。

　「試す人」は、自分が不安定だから、「安定な人が必要」もしくは、「自
分を否定するように不安定な相手を拒否する」ために試す必要があるのです。

　世の中の３分の１の人は、『原点』がなかったり、不安を感じていたりす
るそうです。
　『原点』がなく不安定な人をコーチングするあなたもそうかも。
　遠慮なく、ご相談ください。

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　それでも、『原点』が不安定な相手をコーチングしないといけないのです
よね。

　「本心を隠して誘導する」ことをコーチングとは呼びません。
　それは、まさに「誘導する」です。

　コーチングは、相手そのものを信じ、自由に発想を出せる場、真摯に自分
に向き合える場をつくって、相手の目標達成をサポートするものです。
　あくまでも、「相手の目標」です。
　「自分が達成してもらいたい目標」ではありません。

　あなたが自分に正直になり、
　相手の状況、やったこと、事実や評価ではなく、
　相手そのものにしっかり向き合うことで、コーチングになります。

　応援しています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）

※『がんばろう日本 三方よしプログラム（ http://p.tl/8J5q ）』
　私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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