「夢を叶える」ために　その１

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　仕事のプロのためのコーチング技術 MINI　2013/02/10
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　コンサルタント（Consultant for you）の若狭 喜弘（Yoshi：よし）です。

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　本日（2013年2月10日）は、旧暦のお正月、朔日（新月）です。

　私（Yoshi：よし）自身の体験ですが、
　カレンダーの1月1日の頃は、慌ただしく、またお酒が入って、『新年の誓
い』と言っても、私自身にぴったりなものが思い浮かびませんでした。

　それに比較して、旧暦のお正月は、今年こそ建国記念日があって３連休に
なっていますが、日常の真っ只中です。
　かえって、その方が新年の目標を立てたり誓ったりするのにいい時期です。

　そこで、「夢」や「目標」や「願望」といったものを、改めて考えようと
いうのが、今回です。

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　図　夢の種類（ https://pro.core-infinity.jp/files/2013/02/夢の種類1.png ）

　コーチングでは、「ゴール」や「目指したいこと」のことを、

　　　　・夢
　　　　・目標
　　　　・願望

　などと言います。
　それに向かって実現するという意味で、

　　　　・夢を叶える
　　　　・目標達成
　　　　・願望実現

　と図の真ん中に書きました。
　これらの総称として、今回の文中では『夢』を使います。

　実は、『夢』にもいろいろな種類があります。６種類あります。
　人によって発想が違うので、「そんなこと、考えたこともない」というも
のもあるでしょう。

　　　　・Doの夢（する）・・・・旅行をする。電話をかける。仕事をする。
　　　　・Getの夢（得る）・・・お金を得る。職を得る。パソコンを買う。
　　　　・Beの夢（なる）・・・・先生になる。経営者になる。親になる。
　　　　・Feelの夢（感じる）・・満足する。幸せを感じる。充実感を感じる。
　　　　・Giveの夢（与える）・・子どもを育てる。親を介護する。寄付する。
　　　　・Flowの夢（引き継ぐ）・先人の知恵を学びきる。財産を有効に使
　　　　　　　　　　　　　　　　える人に贈与する。

　どうですか？
　例を付け加えていますが、もっともっと多様です。
　人の数の数倍、数十倍もの数の『夢』があります。

　あなたの『夢』は何でしょうか？
　あなたには、どのような種類の『夢』が多いでしょうか？

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　ところで、『夢』ってどんなものでしょうか？

　ある研修で、

　　　　「あなたの夢を手元の紙に書いてください。
　　　　　お金、性別、地域、人種、年齢、地位などの制限がないとして、
　　　　　実現したいことを自由に挙げてください。」

　とお話しました。
　そうしましたら、

　　　　「そんな制限がないとしたら、何でもできるじゃないですか。
　　　　　その制限をなくすことが夢です。」

　と回答された方がいて、うなずく方が周りに大勢いらっしゃいました。

　それに対する答えを用意していなかったので、変だなあ、と思いつつ、

　　　　「夢を持つことは、生きがいにもなるので、どのような夢も必要な
　　　　　こと」

　と判断して、その場はスルーしました。
　でも、これは変ですよね。

　このやり取りが『変』な理由をわかりますか？

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　図　英雄の冒険（ https://pro.core-infinity.jp/files/2013/02/英雄の冒険.png ）

　ところで、ジョゼフ・キャンベルの『ヒーローズ・ジャーニー（英雄の冒
険）』をご存知ですか？
　「『夢』を叶える」プロセスは、まさに『ヒーローズ・ジャーニー』なの
です。

　　　１．天命を聞く。
　　　　　　　実現したい『夢』を知る。
　　　２．天命に従う。
　　　　　　　『夢』を実現するために行動を始めます。
　　　３．分岐点を超える。
　　　　　　　『夢』を叶えるためには、これまで経験したことがないこと
　　　　　　　に取り組む必要があります。
　　　４．守護者（メンター、スポンサー）を見つける。
　　　　　　　新しいことに取り組むときには、その行動をサポートしてく
　　　　　　　れる人が必ず現れます。
　　　５．試練（悪魔）に遭う。
　　　　　　　まさに「試練」「制限」です。それは、邪魔する者、自分自
　　　　　　　身の恐怖心など様々です。
　　　　　　　「親切心からの忠告」も、「試練」です。
　　　６．悪魔を自分のリソースやアドバイザーに変える。
　　　　　　　「試練」「制限」ともに、『夢』を叶えるために必要なこと
　　　　　　　です。
　　　　　　　それらは本当は、『夢』を叶えるために現れています。
　　　　　　　それらを味方に付けることで、『夢』を叶えられます。
　　　７．試練を克服し、天命を全うするための方法を見つける。
　　　　　　　『夢』を叶える方法を発見し、行動します。
　　　８．英雄として帰還する。
　　　　　　　『夢』を叶えて、もとの場所に戻ってきます。
　　　　　　　そして、その旅で得た知識や経験をほかの人たちと分かち合
　　　　　　　います。
　　　（「NLPコーチング By ロバート・ディルツ
　　　　http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4899761090 」
　　　　をもとに作成）

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　話を元に戻すと、「制限」とは「５．試練（悪魔）と遭う。」です。
　「制限」が無いとしたら、それは『夢』ではありません。
　『夢』などと言わずに、その果実を手にすればいいのです。

　という訳で、

　　　　「制限をなくすこと自体が夢」

　　　　　　　　　　×

　　　　「夢とは制限を乗越えた先に叶えるもの」

　このように、まったく共通することがないのが、「変」な理由でした。

　別の言い方をすると、「『夢』を叶えるための過程のことを、『夢』と言っ
ている」という矛盾があるのです。
　端的に、「目的と手段を混同している」と言ってもいいですね。

　もっとも、

　　　　「『夢』を叶えるための、やることリスト」

　があります。
　いわゆる、その『夢』を叶えるためのプロジェクトの「タスクリスト」や
「アジェンダ」と呼ばれるものですね。

　その「やることリスト」に書かれている項目も、クリアするのが結構大変
で、その一つ一つを『目標』と言ってもいい場合もあります。

　ここで気をつけていただきたいのですが、

　　　　「タスクの一つ一つに注目しすぎると、『夢』を忘れてしまう」

　という、何ともあなたの人生がもったいないことも起こります。
　あくまでも、

　　　　「叶えるのは『夢』
　　　　　制限を乗越えるのは手段の一つ」

　を忘れないようにしてください。

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　続きは明日。
　ここまででも、やれることは多くありますね。
　実践を期待しています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）

※『がんばろう日本 三方よしプログラム（ http://p.tl/8J5q ）』
　私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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