【No. 32】短期のモチベーション、長期のモチベーション

公開日： 2011/03/21 : プロが使うコーチング

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　仕事のプロのためのコーチング技術【第 32 号】　2011/03/21
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　「オープンマインド・コーチング」の若狭喜弘「Yoshi（よし）」です。
　この度の東北地方太平洋沖地震で犠牲になられた方々とご遺族の皆様に、
心からお悔やみ申し上げます。
　また、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
　今回よりタイトルを『仕事のプロのためのコーチング技術』と再度変更し
てお届けします。
　コミュニケーションや心理学を学んできたコーチである若狭が、お客様や
職場の部下や同僚の方に本来の能力を発揮していただくために「あなたがで
きること」のヒントをお伝えしていきます。
《短期のモチベーション、長期のモチベーション》
　地震はまだ予断を許さないものの、ひとまず落ち着いているようです。
　津波は、被害からの救助、救済の段階です。
　原子力発電所の災害は、現在進行形です。
　今回の災害が終わったわけでも、復興の段階でもありません。
　まだ、災害救助の段階です。
　しかし、被災された方が日常の生活を取り戻すための活動は始まっていま
す。
　私が出来ること、継続してできることを考えて、行動していきたいと思っ
ています。
　そこで『モチベーション』です。
　絵空事、夢を実現するためのモチベーションではなく、
　今を生きるためのモチベーションです。
　ここで考えたいことは、「短期のモチベーション、長期のモチベーション」
です。
●短期のモチベーション
　短期では、「我慢」することも、「混乱」の中で過ごすことも出来ます。
　目の前の「すべきこと」に集中することです。
　もちろん、「すべきこと」に「違和感」という私の中のセンサーを働かせ
て、向き合う必要があります。
　また、「行動の結果」からフィードバックを受けて、「方向修正」をする
ことも大切です。
　「短期のモチベーション」は、「今を生き抜こうとする力」です。「集中
力」です。
　このとき、私たちは、『常に全身がセンサー』になっています。
　しかし、私たちは、残念ながらこのような極限の状態を長く続けることは
できません。
　「集中力」は途切れ、
　経験という学習によって、「同じ状況に同じ対応」をしようとします。
　私は心配しています。
　今回の地震に関して、多大な募金が集まり、献血希望の方が大勢協力され
ているそうです。
　被災地の復興、日本としての経済復興は、かなり長期間かかるものですし、
金額も莫大となります。
　血液は生ものですから、長期間保存することが出来ません。
　　　　それでいいのでしょうか？
　人や状況は、刻々と変わります。
　私自身も昨日とは違います。数時間前とも違います。
　たとえ一瞬前はほとんど同じだったとしてもです。
　このためには、「短期のモチベーション」である「今を生き抜こうとする
力」や「集中力」を鍛えるのが一つの方向です。
　もう一つは、「長期のモチベーション」を持つことです。
●長期のモチベーション
　長期間モチベーションを保ち続けるために必要な視点を以下に記します。
　　　・休息をとる。
　　　・「今のベストの判断」は、過去とは違っていると自分に言い聞かせる。
　　　・一回り大きい組織からの視点で眺める。
　　　・「大きい視点」と「現場の視点」を行き来する。
　　　・チームを作る。
　　　・リーダー意識を持つ。
　　　・チームのメンバーとゴールを共有する。
　　　　キーワード、漢字一字、スローガン、耳から入る言葉、口から出す
　　　　言葉、音楽、実感をシンボル化して全員で決める。
　　　・チームのメンバーと、「次のステップにあるチームの姿」と「メン
　　　　バー個人々々のゴール達成後の姿」を共有する。
　　　・時の経過にしたがって、共有化したゴールを「刷新する勇気」を持つ。
　長期のモチベーションを保ち続ける、「目標設定」をしてください。
　今を生き続けるための『目標設定』をしてください。
　お手伝いします。
　コーチングは、本来このように、誰もが「私ができること」という主語で
思考し、生き続けていくための「目標設定」「条件整備」をするためのもの
です。
　適切な「目標設定」「条件整備」であれば、行動は自然と起こります。
　今だからこそ、「あなたが本当に実現したいこと」「実現しなければなら
ないこと」が見えているはずです。
　夢ではなく、生きるためです。
　私はお手伝いします。
　ご連絡ください。
【Question】
１．職場やお客様との間で、どのようなコミュニケーションが行われていますか？
２．あなたがオープンマインド・コーチなら、どのように関わりますか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭喜弘（Yoshi）
　TwitterとFacebookでも綴っています。
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