ノーサイン野球を目指しますか?
公開日:
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最終更新日:2016/11/04
et cetera
山口)高川学園、「ノーサイン野球」掲げて挑んだ夏 – 高校野球:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASJ893G63J89TZNB008.html
「ノーサイン野球」というと、2016年日本シリーズ広島―日本ハム戦の広島がそうだったという検索結果が多く出てきます。
リンク先の記事は、高校野球の話。
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僕の持っている問いの一つがこれなんです。
高校までのスポーツや音楽の指導者は、
全国大会優勝を狙うゴールイメージに向かって生徒を指導していく人がいいのか、
共通目標を皆の目標とするところまでやったら、あとは自らのヤル気に任せる人がいいのか。
生徒にとってはどっちがいいのでしょう?
全国大会優勝校の指導者の先生は、
転勤でほかの学校に移っても、また全国大会で優勝させることが多いです。
「全国優勝」だけが目標で、ほかを捨てても構わないのであれば、そんな選択肢もありだと思うのです。
全国大会で優勝できるレベルの指導者であれば
・達成感が得られる。
・そのレベルのスキルが得られる。
・やるべきこと、やらないことの優先順位付けができる。
・目標意識ができる。
・目標値の理想像をとてもシャープにイメージできる。(音楽でいうと、音の高さ、長さ、タイミングなどの理想との微妙なずれを認識できるか)
・それを調整する自分なりの方法を身につけられる。
・そのレベルのスポーツや音楽を体験できて、肌感覚がわかる。
・指導者の構想の枠内(パートや能力)の生徒しか選抜されない。
・指導者と相性がいい生徒だけが残る。
が得られる。
一方、指示しない指導者であれば、
・「スポーツを楽しみたい」「音楽を楽しみたい」などの軽いニーズにも対応できる。
(すそ野が広がる。いろいろなスポーツや音楽をやりたい、ニーズにも対応可)
・多様な生徒が集まれる。
・生徒が、自分で調べ、考え、やってみて、違っていたら変えてみる、ができる。
・生徒が本番の舞台上など指導を受けられない場面で、自ら考えて判断できる。
・生徒がその発想を試せるのが楽しくて仕方がない。
・指導者の想定以上の力を各自が出すことがある。
・先生には、いざ質問されたときにフィードバックできる専門知識や外部の力を
借りられるネットワーク力が必要。
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僕はストレングス・ファインダーの資質「最上志向」があるけれど、
「その競技の中で、最上位の結果となるように勝ち残る」
ことにはあまり興味がありません。
個人がそれを努力する中で学んだことがあればそれでいいと思うんです。
僕としてはこれを
「眼に見えない成果」
と言って、これに着目しています。
「結果を求めて、手に入れる」
それも素晴らしいこととは思うので、ほかの人が目指すのは、まったく構いません。
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