「落としどころ」感覚を手放す
公開日:
:
プロが使うコーチングMINI
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仕事のプロのためのコーチング技術 MINI 2011/12/04
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コンサルタント(Consultant for you)の若狭 喜弘(Yoshi:よし)です。
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http://ameblo.jp/otakara-shain/entry-10930133276.html
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Facebookでリンクにコメントしましたが、別の視点から今回は綴ります。
コメントをしたWebページは、こちらです。
『2011-11-24 ギリギリまで「まとめに入らない」能力
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20111124
(Chikirinの日記)』
私(Yoshi:よし)も、最後の最後まであがく方なので、自分の行動を承認
されたようでとてもうれしく読みました。
要は、「デキる人は、なかなかまとめに入らない」というお話です。
そのおかげで、時に列車に乗り遅れそうになって、普段トレーニングして
いないのにダッシュする羽目になります。
もしくは、競輪選手のように足の回転を速くして自転車で突っ走ることに
なります。
そのような肉体的な負担がかかるし、
「できる」「なんとかなる」とは思っていながらも、どこか不安感を持っ
ていて、精神的にもつらいものです。
でも、実際にはすべて何とかなっています。
ありがたいことに。
毎回終わってから、「○○としたら良かった」「△△もお伝えしたらクリ
アになっただろう」などと気づくことがいろいろあります。
どのような準備をしていても同じ感情を抱くような気もしますし、万端の
準備をすればこの頻度や程度は低くなるような気もします。
どちらも真実でしょうけれど。
ともかく、セミナーはライブですので、予定通りには行きません。
会場の、受講生のメンバーの、その場に置いてみないと、どのような化学
反応を起こすか、何が不足か、何が超過しているかわからないのは確かです。
イメージを完璧に作り上げることで、自分自身が想像できる以上のものを
創造する機会をなくしてしまっては、それは罪です。
すべてを受け入れて、楽しむ心積もりが大切です。
そのような心がけで、セミナー講師をしています。
と、上記Webページから「セミナー講師論」を展開するのが本論ではあり
ませんでした。
少しは関係がありますが。
今回述べたいことについて触れられているところを引用します。
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日本の大企業の中には、10日後に何かを仕上げろ!と言われたら、
「初日からまとめに入ってる」ような人さえいます。そういう人は、最
初のミーティングで、「で、落としどころは?」とか言い出します。
(上記Webサイトより引用)
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実は、この「価値観の対立」といったものに今年遭遇しました。
最近講師を務めています「中小企業の従業員の方対象のセミナー」ではそ
ういうことはありませんが、主催者と集客担当者、セミナーのその時間の担
当者が複雑に入り組んでいるような場合はありがちです。
お互いに「安心して」「納得して」セミナーを提供したい、という思いは
同じでも、
「準備する担当者間で共通の意識を持つことを優先する人」
と
「当日のライブで創り上げるもの大切にしたくて、意識の上限を設
けるのがもったいないと思う人」
では、アプローチがずいぶん違います。
もちろん、私(Yoshi:よし)が後者で、前者が相手でした。
「落としどころを決めなきゃだめでしょう!」とも話されました。
ミーティングの時点で、
「今日でも、そのセミナーはできる。
ただし、今日ならば今日の私の状態に応じたセミナーになり、
計画している日ならばその日の私の状態に応じたセミナーになる。」
と思っていました。
改めて他人の目で見ると、「偉そう」ですね。
なんてやな奴でしょう。自信満々で、相手を見下ろしているようにも聞こ
えます。
そんなことありませんよ。
自分でそう言っても、説得力がありませんが。
でも、大切なことは、
「伝えるべきことは必ず伝える。
そして、○○を伝えねばならない、を手放す。」
ことです。
さらに
「自分の考えを手放し、相手を信じてともに創り出す、
を伝えるのであれば提供する側の内部でも、
自分の考えを手放し、相手を信じてともに創り出す
手順を踏みたい」
ものです。
あのときの反省点があるとすれば、
『ミーティングで創造するため、今この場の「問い」は何か?』
を提示しきれなかったことです。
「落としどころ」という言葉を聞いたとたんに、共通目標を探す意識をな
くしてしまった私のミスです。
過去のことは、私の次へ活かす糧とします。
本稿の主要テーマはそこではなありません。
あなたには、コーチとして、会議のファシリテーターとしての役割があり
ます。
あなたへ提言します。
●最初から「落としどころ」を探すのはやめましょう。
●「その場で創造する」「本番で創造する」、これらの両「創造す
る」 “問い” を探し続けましょう。
ぜひ、これを心がけください。
あ、「心がけ」は、結局できないことと相場が決まっています。
あなたはどのような仕組みでこれらを実現するでしょうか?
あなたのアイディアをお聞かせください。
若狭 喜弘(Yoshi)
※『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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