創造する条件(理系編)
公開日:
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「お宝」発掘 MINI(旧)
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「お宝」社員 MINI 2010/08/10
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「自分らしく100%表現」の 若狭 喜弘「Yoshi(よし)」です。
次回と連続して、「創造する条件」をお伝えします。
今回は、『創造する条件(理系編)』です。
対話する力―ファシリテーター23の問い
By 中野 民夫, 堀 公俊
http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4532490561
を参考にさせていただきました。
キーワードは、「複雑系」「コヒーレント」です。
「複雑系」とは、物理学で説明すると、物単体の振る舞いを観察してる
だけではなく、物同士の相互作用(引力や反発力)まで含めてみることを
言います。
人間でも同じで、チームを考えるのに、構成メンバーの一人ひとりだけ
を見ていてもダメで、個人ー個人の関係を含めてチームですよね。
この相互作用は、もともとの単体のエネルギーよりも大きいことがあり
ます。
相互作用で振動が起こります。
その振動が共振しあって、周期や向きが揃ってくると、大きなエネルギー
を持つことができます。
臨界点を超えると、予想していなかった状態(ステージ)に移ります。
この、「振動が共振しあって、周期や向きが揃う」のが、「コヒーレン
ト」です。
チームでも全く同じで、単に人が集まっているだけでは、人数でしかあ
りません。
むしろ、
チームの生産性 < 個人の生産性の合計
かもしれません。
チームとして、
チームの生産性 = 個人の生産性の合計 + チームのコヒーレント効果
を求めたいですよね。
そのために、チームとして対話が必要なのです。
「会話」「世間話」は、対話への導入になりますが、「対話」の代わり
にはなりません。
『お互いに信頼しあって、その場を感じながら発想を出し合う場』
これまでの会議の場で、大きな成果が出た体験はありませんか?
そんなときは、参加者の呼吸や発想が揃っていた(=コヒーレント)の
でしょう。
それこそが、『対話』です。
「対話の場」では、参加者を評して普段は「こいつはこんなもんだろう」
と思っている以上の能力を発揮していたのではありませんか?
そう、『対話』は、能力開発にも役立ちます。
※「チームのコヒーレント効果」は、「チームのシナジー(相互作用)効果」
の一つです。
若狭 喜弘(Yoshi)
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