自分の不足には振り回されない

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　仕事のプロのためのコーチング技術 MINI　2013/05/03
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　生きる『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘（Yoshi：よし）です。
　「よし」もしくは「わかさま」とお呼びください。

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　生きる『原点』を一緒に創るコーチの若狭　喜弘（Yoshi：わかさま）です。

　今回は、これまで何度も書こうとしたけれど、セミナーの準備や風邪をひ
いたりしてタイミングが悪くて書けなかったことを書きます。

　それは、

　　　　「自分の不足には振り回されない」

　です。
　「なんだ！」「強みに注目するということでしょ」という声が聞こえてき
ます。

　そうなんです。

　　　　「自分の不足には振り回されない」

　です。
　ポジティブに書くと、

　　　　「自分が自然にできること、
　　　　　自分が自然にのめりこめること、
　　　　　そのできる範囲のことをする。
　　　　　そのできる範囲のことを極限までする。
　　　　　しかし、頼まれたことはなんとしてでも、火事場の馬鹿力を使っ
　　　　　てでもやり遂げる」

　と決めたんです。

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　自分で自分を見ても、できないことだらけです。
　穴だらけです。
　資格も、人に教える資格もそんなに持っていません。

　学んでいることでも、自分よりより深く理解している人はたくさんいます。
　実践力が高い人、学んですぐにできる人もたくさんいます。
　そんな人と話していると、
　自分が見落としていること、
　自分が上手にできないこと、
　が露わになってきます。

　人は親切心から、良かれと思って、
　足りないことを指摘してくれます。
　それが足りないと、またどれだけダメか教えてくれます。
　それを補うために何をしたらいいか教えてくれます。

　そのたびごとに、落ち込みます。

　内心はそれほどでもないのに、外から見ると、気を使って、下手に出て、
オドオドしているように見えるようです。
　内心か、見た目か、どちらが本当の姿かなんて議論しても仕方ありません。

　資金が潤沢にあれば、
　自分が学びたくて、またはお金になりそうな資格を取りに際限なく行った
ことでしょう。
　人の心理に関わることや、営業に関わること。

　でも、もう自分の「不足」には振り回されません。

　自分ひとりでできることには限度があります。
　何を見ても、必ず欠点はあるものです。
　自分も含めて人の目には、「不足」がよくわかります。
　そういうものなのです。

　そして、実践できていないにしても、情報はすでに手にしているのです。

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　それよりも、

　　　　・自分が自然にできること
　　　　・自分が自然にのめりこめること
　　　　・人と比べないで、自分の一番の関心分野を
　　　　・直感で、今必要なことを
　　　　・極限まで突き進む
　　　　・人からのお誘いは、チャレンジする機会と考えてお受けして
　　　　・人からのお誘いは、「必要じゃない」の直感を少し緩めて楽しみ
　　　　　な気持ちを持ち
　　　　・習慣にしていること、約束したことは、以上の条件に関わらずに
　　　　　きちんとやり遂げる

　にOKを出すと決めました。

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　それで、自分の資質・特徴を改めて見直しました。

　ストレングスファインダーでは、
　（さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
　　By マーカス バッキンガム, ドナルド・O. クリフトン
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　　　　・最上志向・・・つきつめる
　　　　・自我・・・・・独立心を尊重する
　　　　・着想・・・・・関連性を見つけ出す
　　　　・個別化・・・・多様性を大切にし、丁寧に深く個別対応をする
　　　　・分析思考・・・思考と直感で分析する
　　　　・運命思考・・・偶然も必然として受け入れる
　　　　・戦略性・・・・ストーリーを描く
　　　　・内省・・・・・内側の声を十分に聞く

　ウェルスダイナミクスでは、
　（ウェルスダイナミクス簡易テスト
　　http://jwda.org/index.html ）

　　　　・ロード・・・・分析し、周りの人たちが気づかない「差」を見抜く
　　　　・アキュムレーター・・現実味をもたらし、計画を実行に移す
　　　　・メカニック・・完璧主義で、創造力に富み、洗練させる

　　　　　全体的に、「社交的でない」「内向き」という弱みがある。

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　以上の全体を眺めて思ったこと

　　　　・個人的に関係を深められる個人セッションを中心にしよう。
　　　　・内から外へ、過去から未来へのストーリーを描こう。
　　　　・内からの声、直感、関心に従おう。

　こんな風に思いました。

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　「仕事のプロのためのコーチング技術」としても、この記事を書いていま
す。

　あなたがコーチとして、相手（部下や同僚、後輩、場合によってはお客様
もです）がクライアントとします。

　クライアントは、ここまで自己分析して「開き直ろう」と言うことはない
でしょう。

　ですが、あなたにとって、途中で述べた

　　　　「不足なこと」
　　　　「（ほかの人と比べて）できていないこと」

　がよく見えることでしょう。
　今でも聞かれます。

　　　　「悪いところを直すことが、職場で仕事をするということ」

　これを言い出したら、

　　　　「多様性」の前に「均一化」
　　　　「強みを伸ばす」前に「弱みへの焦点化」
　　　　「うちの会社は才能の集まり」の前に「うちの社員は半人前ばかり」

　となってしまいます。

　この認識を変えるキーワードをお教えしましょう。

　　　　・「最低限の約束」は本当に「最低限の約束」であること。
　　　　・「最低限の約束」を明示すること。
　　　　・「その仕事の客観的なゴール」を明確化すること。
　　　　・「その仕事の客観的なゴール」の先を、ともに描くこと。
　　　　・「その仕事の客観的なゴール」までの道筋を相手にゆだねること。
　　　　・「その仕事の客観的なゴール」までの関わり方は相手に合せること。

　この通り実践することです。
　つべこべ言わずに実践することです。

　あなたがコーチであれば、実践することです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）

※『がんばろう日本 三方よしプログラム（ http://p.tl/8J5q ）』
　私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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