コーチングで陥りやすい罠－ビジネス編その１３－～質問はしているよ！でも相手が嫌な顔をするんだ～

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　仕事のプロのためのコーチング技術 MINI　2011/04/01
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　「オープンマインド・コーチング」の 若狭 喜弘「Yoshi（よし）」です。
　大きな災害が起こりました。現在も進行中です。
　お伝えしたい思いは持ち続けていましたが、「コーチングで陥りやすい
罠」のように本質を語るには様々な条件を整える必要があり、お時間をい
ただくしかありませんでした。
　お待たせしまして申し訳ありませんでした。
　一方で、被災地では復興のための準備も始まっています。
　私も、このテーマでも少しずつ元通りに、さらにパワーアップしてお伝
えしていきます。
　『コーチングで陥りやすい罠』シリーズです。
　まだまだ続きます。
『ビジネス編　その１３～質問はしているよ！でも相手が嫌な顔をするんだ～』
　前回の『コーチングで陥りやすい罠』シリーズで、テーマが「質問」に入
りました。
　３月１０日付の配信です。
　覚えていていただいていますか？
　最後にこのように問いかけました。
　　　　『質問とは何でしょう？』
　別の言い方をすると、
　　　　『質問は、どのような目的のためにするのでしょうか？』
　あるいは、
　　　　『なぜ質問されると、コーチングの場で効果があるのでしょうか？』
　あなたの答えは見つかりましたか？
　日常の体験から、どんなものとお感じでしょうか？
　この「問い」を忘れていた方、初めて見た方も、この「問い」を考えてく
ださい。
　あなたの答えに、間違いはありません。
　実生活、実体験に基づいた答えに間違いはありません。
　いかがですか？
　このような答えが出てきたでしょうか？
　日常の質問は、
　　　　・知るため
　　　　・はっきりさせるため
　　　　・事実を知るため
　　　　・情報を得るため
　　　　・どちらが正しいか知るため
　　　　・自分にとって理解しやすいストーリーにするため
　といったところでしょうか。
　最後の「ストーリーにするため」も、そのことが特に悪いわけではなく、
矛盾をなくし、整合性をとるために必要なことです。
　人は誰も、「安心・安全」でありたいと思うものです。
　「理解できるストーリー」であれば、『安心』します。
　安心できないと、『心が本質的に望む方向』である、安心する方向、もし
くは不安を増す方向に、勝手にストーリーを作り始めますから、事実と異な
り大変なことになります。
　前者は楽観論者だし、後者は悲観論者です。
　人として、その心の動きは理解できます。
　一方、コーチングで行う『質問』は目的が違います。
　目的が違うので、言葉が違ってきます。
　このように質問します。
　　　　・あなたにとって、どういう意味がありますか？
　　　　・そのとき、あなたは何を感じていましたか？
　　　　・あなたは、どこに不安を感じていますか？
　　　　・あなたのこれまでの体験で、今使えるものは何ですか？
　　　　・あなたは、これらの中から何をやりますか？
　　　　・あなたの言葉で言うと、どういうことですか？
　何が違うでしょうか？
　一つは、『 “あなたは” 主語』ですね。
　もう一つは、審判者もしくは傍観者からの質問ではなく、話し手の重心の
位置からの質問ですね。
　しばらくの間、味わってください。
　何がどう違うのか、感覚的に理解できるまで、
　口に出してみて、
　自分に問いかけてみて、
　周りの人に使ってみてください。
　質問は簡単で、入りやすいコーチング・スキルですが、実はとっても奥深
いものです。
　続きは、近いうちに。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）
※エイプリルフールの発行なので、もっと「はっちゃけた」ことを書きたかっ
たですが、普段どおりに書いてしまいました。ご期待いただいた方、申し訳
ありません。
※４月より、セッション料金を改定しました。継続中の方は据え置きです。
　詳しくは、Webサイト　http://ameblo.jp/otakara-shain/　をご覧ください。
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