「間違っても、選手は「馬」ではない。」
公開日:
:
プロが使うコーチングMINI
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仕事のプロのためのコーチング技術 MINI 2011/11/20
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コンサルタント(Consultant for you)の若狭 喜弘(Yoshi:よし)です。
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最近になって、この本を読んでいます。
なでしこ力 さあ、一緒に世界一になろう!
By 佐々木 則夫
http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4063787133
言わずと知れた、今年(2011年)7月に、女子サッカーのワールドカップ
で優勝したチーム「なでしこジャパン」監督の佐々木則夫さんの著書です。
やっと図書館で借りられました。
次の方が、すでに予約中です。
さてと。
本書の中から、一部紹介します。
「うー」と呻る箇所がたくさんありますので、実際に本書を手にとってお
読みください。
このような一節がありました。
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サッカーにおける最高の戦術とは?
「コーチ」の語源は、「馬車」だ。コーチという言葉には、「人とある地
点まで送り届ける」役目を担う人、という意味がある。
ではコーチが馬車なら、選手は何だろう?答えは「乗客」だ。
間違っても、選手は「馬」ではない。コーチ、つまり指導者の仕事とは、
選手をうまのようにムチで叩いて走らせることではなく、乗客である選手
たちを目標の地まで送り届けることだ。
(中略)
監督は、選手の掲げた目標達成のために考え、判断し、決定を下す。僕
は日本サッカー協会と契約してなでしこジャパンの監督を任されているの
だが、気持ち的には「クライアントは選手たちだ」という感覚で仕事をし
ている。指導者としての情熱は、目の前の選手の力を引き出すことを目的
として、誠実に注がれなくてはならない。
(上記書籍より引用)
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改めてこの文章を読み直し、やはり呻りました。
本稿の読者である「仕事のプロ」のあなたは、「仕事のプロ」ではあるけ
れど、スポーツチームの監督のような「指導者」ではないかもしれません。
階層構造の中ほどにいらっしゃる「中間管理職」の方々は、「指導者」と
いう言葉には実情にそぐわない感じが残るでしょう。
それでも、私(Yoshi:よし)は、あなたに
「仕事のプロ」であると同時に「(社内の)コーチ」であって欲しい。
と願っています。
階層構造の最上階の「経営」「管理職」層の方、「人材教育担当者」は、
もちろん「コーチ」です。
スポーツでいう、「監督」と同じ立場です。
※スポーツの「コーチ」は、テクニカル(=技術)・コーチの側面が強いで
すね。
さらに、人財育成を担当する「研修講師」も、「コーチ」ですね。
では、コーチとして、改めて上記文章をお読みください。
コーチとしてトレーニングして、コーチとして研修に関わり、経営者との
面談を重ねてきた私(Yoshi:よし)は、この言葉に釘付けになりました。
『間違っても、選手は「馬」ではない。』
実際の場面では、とても難しいことは承知しています。
できるだけ早く成果を出さなければいけない場面、成果が確認されてから
「コーチングの契約がスタートする」時など、まずは目の前のものを解決し、
もしくは到達するために、コーチングのレベル以上に提案をすることがあり
ます。
「経営」「管理職」の方々も同様でしょう。
日々課題が山積し、新たな課題が次々とやってきます。
「これらを解決しなければ」
と思う気持ちはわかります。
解決をあせる気持ちから、
「何であいつらは、このことに上手に対処できないんだ!」
という思いを持ってしまいがちです。
長い目で見ようと思っても、視点はここに留まりがちです。
「経営」「管理職」、さらに「人材教育担当者」も、こうなりがちです。
職場でのプレーヤーは、社員さんです。
お分かりのように、
●社員さんは、「馬」ではありません
●社員さんが、クライアントです。
社員さんの目標実現のために、「選手の掲げた目標達成のために考え、判
断し、決定を下」し、「目の前の選手の力を引き出す」ことが、あなたの仕
事です。
『間違っても、社員は「馬」ではない。』
この言葉を、あなたも口に出してください。
さて、何を感じたでしょうか?
何を行動しますか?
それをさらにサポートするのが、私たちコーチです。
私(Yoshi:よし)のお伝えする「コーチ」は、
職場では、「コーチ」≠「指導者」です。「コーチ」≠「監督」です。
でも、
「目の前のあなたの力を引き出す」
という意味では共通です。
このような視点であなたをサポートします。
ぜひ、あなたの「監督」としての能力を最大限発揮するために、あなたの
会話にぴったりなコーチをお探しください。
それがすなわち、「職場でのプレーヤーの社員さん」の能力発揮にも繋が
ります。
若狭 喜弘(Yoshi)
※『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
私が主催、提供するサービスは、すべてプログラムに則って被災地支援に役立てます。
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