「教えようとした時には必ず間違う」
公開日:
:
et cetera
武田鉄矢の持論に松本人志もうなる「人は教えようとした時に必ず間違う」
http://news.mynavi.jp/news/2016/02/21/110/
芸能ニュースだし、
政治家の発言に対する話ですが、
誰にも身に覚えがあります。
~~~~~~
「教えたくてたまらないんですね。
人に教えたくてうずうずなさっている」
と丸山議員の心境を分析。
「人間というのは面白いもので、
教えようとした時に必ず間違うんですよ」
と断言し、
「俺だけが知っているとか。
こんな考え方も君たちはできないのかとか。
人を導こうとか教えようとした時に、
必ず人間は失言する」
と指摘した。
(上記リンクより引用)
~~~~~~
コーチングを
『人を導くもの』
と理解されている方がいらっしゃいます。
もちろん相手は、
・迷っていたり
・向かう方向が違っていたり
・落胆していたり
・浮いた存在になっていたり
・期待した力を発揮してくれていなかったり
する訳で、「人を導くもの」という人に悪気はありません。
むしろ、『力を伸ばしてやりたい』という善意の塊です。
でも、上記引用個所を見ると、少々怪しくなってきます。
どういうことかというと、
『人を導こう』
と思う人は、
『自分は正しい』
『自分は見えている』
『自分が何とかしなきゃならない』
と考えているのです。
~~~~~~~~~~~~~
コーチングでは、
『正しさは人の数だけある』
『さらに広い世界から見ると、見えている世界は狭い』
『何とかするのは、本人』
です。
ということであれば、
『教えようとした時に必ず間違う』
のは当然です。
~~~~~~~~~~~~~
これだけで終わると「どうしたらいいねん?」となります。
そうですね。
あなたの責任の範囲のことだけを伝えてください。
(「私は」という言葉で始まり、「事実だけ」伝えること)
つまり、
『私には、○○○と見えているよ。
私にサポートできることをリクエストしてほしい。
もちろん、行動するのはあなただけれど』
と。
あなたのアイディアで、どんどん改良して使ってください。
関連記事
-
-
Web記事『職業ではなく、生き方の選択をする覚悟はあるか』
Choices / skynoir[/caption] 普段とは少し毛色の違ったお話を・・・
-
-
OTJでも、「できるようになったことをフィードバック」
先日、このような記事を書きました。 『Vol. 81 [仕事をしながら指導す
-
-
経営者は、スタッフから評価を受けた方がいい
経営者が社員から評価を受ける会社の話。http://blog.tinect.jp/?p=24396
-
-
ワーク・ライフ・バランス
> ワーク・ライフ・バランス > 現代の標語 (折々のことば 選・鷲田清一) 「ライフ・
-
-
なぜ「自分一人で解決すべし」と思っちゃう?~あなたがやりたいことは何?~
『あなたが本当にやりたいことは何?』 こういきなり問われても、普通は答えられません。 マ
-
-
「観念は生き物であって、鮮度を失わずに俎の上にのせることには・・・・」
> 観念は生き物であって、鮮度を失わずに俎(まないた)の上にのせることにはある職人的熟練を要する
-
-
がんばろう日本 復興のために25兆円
東日本大震災と津波の被害額が少なく見積もって16兆円、最大25兆円だそうです。 ただし、東京電力
-
-
「代案は?」と聞かれて・・・・
「代案なしの反対」に存在価値はあるか。http://blog.tinect.jp/?p=25839
PREV :
あなたは『自分の意思を信頼して』いますか?
NEXT :
人を育てるためには、「先回り」「導く」「教える」をやめてください